先日、長女がベースを買いました
先日楽器屋さん巡りをした時に定休日だった本命の楽器屋さんに行きました。
長男も行ったため、私は駐車場で待機。
長女が青くてきれいなベースを、
長男もアコースティックギターを買いました。
とても満足そうな二人は嬉しそうに演奏していました。
次の日。昼過ぎに浮かない顔で起きてきた長女。
あれ?あんなにハイテンションだったのにどうした?と聞いてみると
昨日ね。
と楽器店でのことを話し出しました。
昨日、長女は楽器店で気になるベースを見つけて、店員さんに声をかけてそのベースを試奏してみることに。
店員さんと二人で楽器のところに向かう時に、他のお客さんとすれ違ったそうで、その人を避けようとして、展示して立てかけてある他のベースにぶつかってしまったそう。
その時は特に何もなく、お気に入りのベースのところに行って、試奏させてもらっていたのだそう。
アンプを繋いでやっていたのでかなりの音量だったそうです。
試奏を終えて、「このベースにしよう!」
と思って、店員さんから色々ベースのことについて教えてもらっていたそうです。
しばらくして、店員さんがベースを磨いたり調整してくれている間、店内をみると、一台のベースが倒れていたとのこと。
びっくりして倒れていたベースを咄嗟に直したとのこと。
さっきすれ違いざまにぶつかったベースなのかも定かではないが、そのあたりのベースだったとのこと。
ぶつかった時は倒れていいなかったけれど、もしかして、ぶつかった拍子にスタンドからズレて、時間差で倒れてしまったのではないかと長女は思ったそうなのです。
でも倒れているベースを見てとっさに直してしまったと。
店員さんに正直に私のせいで倒したかもしれないと言えばよかったけど、弁償しろって言われるかもしれないと思ったら怖くなってしまった。
とのことでした。
長男はその経緯は知らないのですが、
「長女が試奏している時に、すごい音がしたね。」
と言っていました。長男はベースが倒れたことは知らなかったようです。
それを聞いた時は私も経緯は知らなかったので、二人の話を黙って聞いていました。
長男の証言もあり、やはりぶつかった時に倒れたのではなく、時間差で倒れたのかもしれない。
たおれたところは見ていないので、もしかして他のお客さんが倒したかもしれないし、長女は関係ないかもしれない。
でも多分長女がぶつかったことがきっかけで倒れたんじゃないか。
ということでした。
そのことが気になって、ずっと考えていると。お風呂で考えていたら嘔吐してしまったと。
夜もほとんど眠れなかったと。
長女に
「何を後悔して、何が辛い?」
と聞いてみました。
「正直に店員さんに言えなかったことを一番後悔している。
こんな気持ちになるんだったら正直に言えばよかった」
と。
「そうか。それなら、今からでも一緒に楽器店に謝りに行く?」
と言ってみると
「もう今さらだし、
私が原因じゃないかもしれないのに、弁償しろって言われるのも辛いから行きたくない」
とのこと。
「そうか。分かったよ。
そのままにしておけばいいし、もし楽器店から連絡が来たらママも一緒にお詫びに行くし、弁償が必要ならするからね」
と伝えました。
一応このことを夫にも話しました。
「子どもってそういうところすごく心配になっちゃうのは分かるけど、長女は特にその傾向が強いよね。
何かあったらパパが行くから長女に安心しろって言っときな」
と言ってくれました。
それを言ったところ長女の不安は拭えないのだろうけど
必要以上に気にしすぎるところ、大変だろうなあと思いました。
これが親としての対応として正解なのだろうか?と不安になるところもあり、私もモヤモヤする一件でした。
長女が買ったベースを見るたびに思い出して辛くならなければいいなと思います。