今回は睡眠と炎症の関係について。
体のどこかに炎症があると眠れません。
腸の炎症・脂肪肝・喉の炎症・鼻の炎症・ピロリ菌による胃の炎症。
どれも睡眠の質を悪くします。
下の図は脳内ホルモンと栄養の関係を表したものです。
脳内ホルモンはプロテイン(タンパク質)からできています。
この図の中で右下にあるメラトニンというホルモンは睡眠のリズムを整えるホルモンです。
プロテインからL-トリプトファン→セロトニン→メラトニンの反応でつくられます。
この経路を【セロトニン経路】と言います。
実はプロテインからできるアミノ酸「L-トリプトファン」からの、もう一つの経路が存在します。
それが「キノリン酸」がつくられる【キノリン酸経路】です。
通常L-トリプトファンからの反応は5〜10%が【セロトニン経路】、90〜95%が【キノリン酸経路】に進みます。
キノリン酸経路でつくられるキノリン酸は睡眠の邪魔をします。
キノリン酸は脳の興奮を起こす「グルタミン酸」を刺激するホルモンだからです。
なのでキノリン酸経路よりも、セロトニン経路の割合を増やしたいところですが⋯
体のどこかに炎症があるとセロトニン経路は遮断され、殆どがキノリン酸経路へ流れてしまいます。
それによりキノリン酸が増え、グルタミン酸への刺激が増すことで興奮が起きやすくなり、またセロトニン経路によりつくられるメラトニンが作れなくなるため睡眠の質が低下してしまいます。
さらにビタミンB6不足やプラスチック用品に含まれるフタル酸の体内への蓄積でキノリン酸の代謝が阻害され、よりキノリン酸の増加を増してしまいます。
より良い睡眠をとるためには体の炎症をなくす必要があります。
●風邪を引くと喉の炎症、鼻の炎症が強いため睡眠が浅くなります。
●体の炎症で分かりやすいのは脂肪肝や肥満。多くは過剰な糖分摂取やアルコール摂取により起きてしまいます。
内臓脂肪は炎症反応を起こします。皮下脂肪よりも内臓脂肪の方が炎症に影響し、特に日本人は内臓脂肪が皮下脂肪よりつきやすいと言われます。
血液検査のAST・ALTの値が高くなっている時は脂肪肝が原因であることが割と多いです。
●あとはピロリ菌による胃の炎症。自覚症状がなく気づきにくい場合があります。
もしピロリ菌が胃の中にいたら、7日間除菌薬を服用することで、かなりの確率でやっつけることができます。
ただし量の多い抗生剤を一週間も続けるため腸のケアは必須です。
それ以外にも自覚症状がなく気づかれにくい炎症があります。
腸の炎症・上咽頭の炎症・歯周病などの歯肉の炎症です。
●腸の炎症を自覚できる人は少なく、40歳以上では2/3の人が腸の炎症に気付いてないと言われます。
便の状態を見て形や色が悪かったり、毎日排便がなければ、腸の炎症が隠れているかもしれません。
●上咽頭炎は鼻と喉の間にある上咽頭に炎症が起きている状態。風邪やストレスなどで慢性化すると炎症によるさまざまな症状が起き、不眠症状も起こることがあります。
慢性の上咽頭炎が起きている場合は専門のクリニックで治療をし、炎症を抑える必要があります。
●歯周病の歯肉の炎症も自分では気づきにくい炎症のひとつです。
痛みがなくても口腔内に炎症がないか定期的に歯科検診を受けるのも大切です。
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