年寄りの戯言に お付き合いいただき ありがとうございます

5月のある日 肺がんで 入院中の叔母が お見舞いの時間などの制限が 

特別解除に なったと 連絡が来ました

良い知らせではないと 慌てて 見舞いに行きました 

叔母は 酸素吸入をしているからか 顔色も 悪くない 

しっかり手を握り返してくれたし

かすれ声だけど 冗談まで言える

80代なので 積極的治療はしないから 白髪も綺麗

素人目には そんなに 悪い状況とは 思えなかった

それから わずか 3日で 訃報が届いた

老衰とは 違う形で とても 綺麗で 幸せな 幕引きでした

 

癌の場合 余命スケールのようなものが あると 聞いています

会いたい人が いたら 合わせた方が良いと 判断されたのでしょう

家族は 少し前に やりたいことが有ったら やった方が良いと言われて

家族旅行にも 行けたそうです

私の主治医は 余命とか聞いたら 即 答えそうな人なので 今は 聞かない

 

「昔は 小舟で渡れた 三途の川も 

  医学の力で 引き戻される そう簡単には 渡れない」

私のチケット 渡し舟の特等席は 叔母に渡してきました

いつの 舟にしようか 悩み中

 

古希婆の余命は がんばる皆さまのために