8/31の魚座満月は、私のネイタルチャートのアセンダント付近で起きていたため、影響が大きく現れていました。


魚座のルーラーである海王星は地のグランドトラインとカイトを形成し、カイトの引き手となっているということも手伝って、意識層に強く作用していました。


地のグランドトラインが起きていることもあり、いくつか偶発的に現実に起きたことを紐解いてみると、表題のようなテーマがあることに気づきました。


父性原理への依存傾向がある女性は私の人生の中で何度も登場する人物像です。


今回、現職で別の場所の同僚と協働してやろうといっていたプロジェクトについて、その同僚が所属組織での合意形成ができない、と言われたという出来事がありました。


ここまで、くだんの同僚は企画をやりたいと言っているにも関わらず自分からは何も動いておらず、ほぼ私が企画していたのですが、合意形成が出来ないことを同僚から報告された際、「こきあさんの希望通りではなくて申し訳ない」という表現をされていて、それが引っかかりました。


自分がやりたいと言っていたにも関わらず、手を動かさないばかりか、最終的に自分がやりたいことではなく、私の問題にすり替えていることに、この人の欠けた意識が浮き彫りになっているな、と。


この出来事をきっかけに、4、5年前にこれまた同じように父性原理への依存傾向が強い女性に、相手方から持ち込まれたアイデア対して、相手は何もせずわたしが企画したのですが、同じようにハシゴを外されてしまった、という過去を思い出しました。


これは、わたしの中で繰り返されているパターン。


父性原理への依存が強い女性というのは、自分の太陽意識の確立(自分の力で切り開いていくという覚悟)ができていないということになります。この欠けた太陽意識を何かで補填する(ブランド、社会的地位など、社会での自己表現の補填となるもの)行動を取りがちです。


私は多分彼女たちからみると太陽意識を確立していて、第2チャクラや第3チャクラが安定しているように見えるのだと思います。完全に無意識だとは思いますが、彼女たちに足りないエネルギーを私で補う(ある意味同一化)ことで、彼女たちの欠けた太陽意識を取り戻したいという行為でしょう。


この場合、同じ女性であるということがポイントだと思います。


今回のパターンはいずれもパートナーとうまく行っていない既婚女性なのですが、彼女たちの意識の中では結婚によりパートナーに太陽意識を明け渡したにも関わらず、パートナーとの不和もしくは、やはり自分自身で獲得したいというニーズのため、太陽意識の獲得を突き付けられている状態といえます。


彼女たちからみた私は、(私は結婚していないため)パートナーの有無に関わらず太陽意識を確立しているように見えるため、私と同一視することによって、彼女たち自身もパートナーに頼らずとも太陽意識を確立していけるように思えるのだと思います。


しかし、元々は自分自身で確立したい、ということがゴールであるにも関わらず、結局自分の願望を誰かに叶えてもらいたいという依存が生まれてしまっているということ、そして、私が結果的に企画して形にしているため、それは彼女たちの成果ではないことから、「それは私がやったことではない」とハシゴを外すこととなるのだと思います。


課題を私自身に戻すと、「一緒にやろう」と言われた時についつい受け取ってしまうのは私の欠乏感であり、その欠乏により判断を誤ってしまうということと、


彼女たちと同じように太陽意識に対しての欠損がある(ような幻想がある)のです。本当に安定していたらそうしたエネルギーを受け取らないでしょうし、初期段階で断っているはずです。


私は私が獲得できていない太陽意識が何に起因していて、それを克服するために今から何ができるのか、ということに向き合っていく必要があります。


ここに向き合うことができていけば、同じようなパターンはもう人生において訪れないでしょう。


魚座(そのルーラーの海王星も)は同一化や依存についても司るため、そこを満月によってリリースしていくというタイミングにぴったりの出来事でした。