ダイヤオレンジ2週連続で500系を追いかけたら、ちょっと人生が楽しくなった話ダイヤグリーン

四角オレンジ1月25日(日)—“あの頃ののぞみ”が帰ってきた日

この日は、久しぶりに“あの頃ののぞみダイヤ”で500系が走る特別な日。

 

朝から空気がどこか違っていて、

「今日は何か起きそうじゃな…」という予感があった。

福山駅で撮り鉄仲間と2人で上り500系を待つ。

 

通過は一瞬なのに、あの風と音を浴びた瞬間、

胸の奥がじわっと熱くなる。



【通過する上り500系】

上りを撮ってホッとしたあとは、別の新幹線も。



【ワンピース新幹線の先頭】


下りまでの待ち時間は、とにかく寒かった。

指先が痛くなるほどの気温で、

「なんで趣味でここまで凍えとるんじゃろう」と思いながらも、

その寒さすら“特別な日の一部”に感じていた。



【ワンピース新幹線の後方】

 

 

そんな時、待合室でふと視界に入った男性がいた。
「ん?似とるな…」と思ってよく見ると、
横にはスケジュールを管理していそうな職員さん。

(あ、これ絶対 福山市長さんじゃわ)

思い切って声をかけてみた。

「市長さんですよね?」

市長さんはマスク越しでも分かるくらいニコッとして、
「そうですよ」と快く握手してくれた。

 

そこから5分ほどではあったが、思いのほか会話が弾んだ。

寒い中でも、なんだか心があったかくなる時間だった。


「いい写真撮ってくださいね」

その一言が、妙に心に残った。
(心の中では“サンキュー市長…”と思わずつぶやいた。)


そしていよいよ下り500系の時間が近づく。
直前になって雪がちらつき始め、
「もっと降れ!」と期待が高まった。

ところが通過直前に雪が止んで、ただの曇り空に。
空のほうが空気読んでくれんかった。

【通過する下り500系】


それでも、

寒さに耐えた時間ごと写真に刻まれたような一枚になった。
(心の中で“サンキュー市長…”と、またつぶやいてしまった。)




四角グリーン2月1日(日)—まさかの2週連続、そして財布1000円事件

翌週もまた、500系が走る特別な日だった。
2週連続でこんな日が来るなんて、ちょっとしたご褒美みたいだった。

ただ、朝からひとつ問題があった。
コンビニで財布を開けたら1000円。

「え、マジか…」
防寒もカメラも完璧なのに、肝心の財布だけ冬眠しとった。
入場券と1時間の駐車場代ならギリ足りるけぇ、
上りを撮ったら一度帰ってお金を取りに戻るつもりだった。

福山駅ホームに着くと、顔見知りの撮り鉄さん3人に会った。

1人は娘さん連れで車、2人は電車。

軽く挨拶して、
みんなで並んで上り500系を待つことに。

【通過する上り500系】

 

撮影が終わってホッとしたところ、全員一致で

「このあと、新尾道で下り撮る」

(あ、これはチャンスじゃ…)

わしは“自然な流れを装って”こう切り出した。

「新尾道まで車で連れて行くで。
 でも…実は財布に1000円しかないという事態…」

そしたら2人が即答で、

「ええよ!駐車場代出すから、一緒に行こうや!」

こうして4人+娘さんの“500系撮影隊”が自然に結成された

龍羊ヘビ猿牛ダッシュダッシュダッシュ


新尾道に着いて、下り500系を待つ間にもいろんな車両が撮れた。

【500系こだま】



【ハローキティ新幹線】



そして本番。
下り500系が通過した瞬間、心の底から思った。
「今日ここに来れてよかった」

【上り停車中と通過する下り500系】

 

撮影後は、

娘さん連れの方は尾道観光へ。

残り2人はわしの車で福山駅まで送り届けて解散。

「今日はありがとうね〜」

「また〜」

その言葉が、なんだか嬉しかった。


星最後に

2週連続で500系を追いかけて、
写真も撮れたし、
仲間にも助けられたし、
市長さんとも握手したし、
なんかもう色々と“濃い”2週間じゃった。

500系は通過していったけど、

心に残ったものはしっかりある。

大人でも、意味わからんくらい夢中になれるものがあったほうが、

人生ちょっと楽しい。

静かにそう思えた2週間だった。

 

 

写真って、ひとりで向き合う時間も楽しいし、
仲間と共有する時間もまた違う楽しさがある。

“共有の楽しさ”と“単独の安心感”。

どっちが正しいとかじゃなくて、
人それぞれの楽しみ方があってええ。


同じ500系を見ても、同じ場所に立っても、
感じるものはみんな違うけぇ。

その違いごと楽しめるほうが、
写真ってもっと面白くなる。

 

 

 

…のではなかろうか。