出張レコーディング ♪ | KOKIAブログ「otonami×アメブロ」Powered by Ameba

出張レコーディング ♪

アルバムレコーディング、中盤戦の山場。
昨日、今日は外の大きなスタジオに出張レコーディングに行っておりました。

ここ otonami ではお馴染みの言葉になりつつある同録=いっせいの~せで
みんなが一緒に録る手法。でのレコーディング。
ピアノ、ベース、ドラム、ギター、歌を同時に録る、浦さんアレンジでは
これまたお馴染みなレコーディングです。
バンドが渾然一体となるこの手法は、私も1人でシコシコと
歌録りだけするよりも盛り上がります。
何より、いいプレイをしたいという連帯感が絶妙な緊張感となって、
音になってゆく感じがとても好きです。

↓ 1テイク目マイクチェック、CUE BOXの様子見、2テイク目抑揚、
グルーブの様子見、3テイク目で決めてゆく。
これを目指して毎回レコーディングに臨んでいます。
その度に歌ったばかりの自分の歌を聴いて感じたことをメモります。
時には文字でなく、画だったり。
$KOKIAブログ「otonami×アメブロ」Powered by Ameba-2/2_1

今日のレコーディングに参加してくれたドラムの野崎真助くん。
実は彼とは、10年ほど前にリリースしたアルバム「trip trip」の時以来の再会。

当時、ギタリストの西川進さんにアレンジして頂いた現場で、
レコーディングもライブも一緒にプレイしてもらって依頼です。
昨日のことのように思い出せるのに、10年も経っちゃったのか・・・
(なんだかこんな事を自分が言うことになるなんて、
思ってもみなかったけれど、最近はそんな風に思うことばかり^^;)

で、久しぶりの再会を果たした私に、
「この10年の間、KOKIAさんとまた一緒にプレイしたいなと、
色々な音を探して来た」っと、なんとも、とびきり嬉しい話をしてくれた野崎くん。
本当はもっと多くの言葉でミュージシャン名利に尽きる素敵な話を
してくれたのだけれど、それは私の胸の中。
野崎君と私の物語として、みんなには内緒にしておきます。ふふふ。

そんな野崎君のドラム。10年前のビートの印象とはやはり違っていて、
ドラムなのに、歌に馴染む、曲全体を包みこんでゆくような響き、
そんな印象を受けました。
私はドラムという楽器が、どちらかというと苦手で、ステージではいつも
パーカッションのサポートをお願いしているし、
レコーディングでもヘッドフォンを通じてドラムのビートが目立って聴こえると、
少し歌いづらさを感じてしまうこともあるのだけど、今日は本当に気持ち良かった。
みんなのプレイも最高で、いい歌、いいテイクが録れたなと。

今までクレジットとかまり気にしてみなかった、というような方も、
良かったら今度、アルバムがリリースされたら、
どの曲を誰が弾いているんだ・・・って、ちょっと気にしてみてみて下さい。
同じ楽器でも人が変われば当たり前だけれど全く違うアプローチ、
音ことが聴こえてくることと思います。

てんこ盛りのレコーディングで、いっぱいみんなに話したいことあったのだけれど、
今日の私の心に留まった言葉は野崎君と交わした一言。
「お互いミュージシャン続けていて良かったね。」でした。
本当にこの10年色々あったし、これから先もまた色々あるんだろうなと思うけれど、
今もこうして歌を歌っていて本当に良かったって。
今日、しみじみ思ったKOKIAでした。
私にとって特別なアルバム「Where to go my love ?」の中で、
野崎君と一緒にプレイできたことも、また何か意味があるような気がしました。

↓ 野崎真助くん。(KOKIA隠し撮り)
$KOKIAブログ「otonami×アメブロ」Powered by Ameba-2/2_2