ふたりソロキャンプ

https://2solocamp-anime.com/

 

【評価】72点
ストーリー:★★★
キャラ:★★★
作画:★★
おすすめ:★★★
判定:並アニメ

【ふたりなのにソロとは一体?

2クール完走~。ごめん。意外と好きなアニメでした。

オンエア直後から色々言われていたんですけど、ヒロインがウザすぎるとか、作画がヤバすぎるとか。

まあまあまあ確かに一理…と思いつつ、なんだかんだこっそり視聴継続しておりましてw

作画に関しても詳しくは以下で触れますが、10年くらい前のアニメの水準と比較すれば普通じゃないかな(一部ひどいグロス回はあったが)。低予算なりには頑張ってました。

んで、ウザいウザい言われた雫。いや…むしろ結婚したいです。と、最終的に。

ストーリー評

オジサンと女子大生がキャンプを通じて仲を深める物語。最終的にはラブストーリーになります。

年の差男女ということで、人によっては×サインを付ける方もいたでしょうけど個人的には良かったです。自分もオジサンということもありますが、オジサンが夢を見たってイイじゃない?さすがに未成年相手はダメですけど成人した女子大生ならギリギリ…ね?

しかし、最後までソロキャンプの魅力はよく分からなかったな~

ひとりでボーッとしたいだけなら別に部屋でもよくね?ってインドア派の自分は思ってしまうのでした。

一方で多人数でのキャンプが楽しいことについては理解できましたよ?作中で主人公ペアが楽しそうにしてたのは、いつもキャンプご飯に舌鼓をしてたときでしたし、ソロキャンプというより、ペアキャンプを楽しんでたように見えましたねw

結局「ふたりソロキャンプ」って一体なんなんでしょう?ってツッコミはしたら負けなんだろうけどあえて…。

どう見ても「ふたりペアキャンプ」でした。ありがとうございました。

キャラ評

主人公は樹乃倉巌34歳。作中内でもオッサンオッサン言われてますが34歳なら全然まだまだ若い(笑)いや、プラス5歳でも普通にありうる風貌でしたけど。
当初よりやたらと「独り」に拘りを持つ生粋のボッチ度に好感が持てましたが、実は全く女っ気がなかったわけではなくて、過去にハイスペックな元カノいたことが第7話で発覚します。オッサン何気にやることやってんですよ。そこはもうガッカリでしたけど。
ヒロインの草野雫はピチピチの20歳ということで、彼女の過去の恋愛遍歴は不明ですが確かなことは年上の男性が好みということ。そんな女子いるんですか?
最初はグイグイくる厚かましい女に見えたんですけど、いつの間にか健気で可愛い子にキャラ変したと感じたのは自分だけでしょうか。
ふたりの関係性は、序盤こそ違和感しかありませんでしたが、話が進むにつれて師弟関係が構築されていったり、すっかり胃袋を掴まれてデレていく厳さんが微笑ましかったりと、不思議と応援したくなる関係になっていきました。
雫の声を演じたのは本作がほぼデビュー作の新人声優のようですが、この方かなり良かったですねー。どこが良いかって言われると言葉にするのが難しいですけど、「自然体」な感じが良かったです!

作画演出評

まぁ、そもそも作画に全振りすべき作風でもないですし、背景の自然風景などもきちんと描かれていて批判するほどの出来ではありません。
昨今は求められるレベルが上がりすぎて、少しでも粗があると批判の的になってしまいますね。10年以上前のアニメを視聴すればこの程度は普通だったのに。
とは言え、本作はグルメ作品としての側面もあったと思うのですが、料理描写がそこまで美味しそうに見えなかったのは少し残念でした。何話かで桃を生ハムで巻いた料理が出てきましたが極太の〇〇〇にしか見えなくてグロテスクw
そういう点を踏まえると、漫画で読んだ方が満足度が高い部分もあるかもですね。

ちなみに作画とは直接関係ないですが、食事描写について一言。厳さんさ、何を食べても口に入れた直後にビールを流し込むので、本当に料理の味を楽しんでいるのか微妙に見えて笑えました。

何を食っても「ぷはー!たまらん!」とか言って、アンタそれ、ただビールが飲みてぇだけじゃないんか?w

総評

切りがいいところで最終回を締め括った点は素直に評価できます。

贅沢に2クール使った甲斐がありましたね。

原作漫画は未だ連載中の人気作品ということで気になった方はそちらで続きを見るのも有りでしょう。

孤独なオッサン×若い女子という通常あり得ない組み合わせのラブストーリーでしたが、最終的には尊い関係になったのではないかと満足しております。

結局この作品は、厳さんがソロを貫く話ではなく「孤独を好みつつも、次第に雫と過ごす時間を受け入れていく話」だったのかもしれません。
そう考えると、「ふたり」なのに「ソロ」という一見矛盾したタイトルも、案外深い意味が込められているように思えてきます。悪くない作品でした。