異世界黙示録マイノグーラ

 

 

【評価】53点
ストーリー:★
キャラ:★★
作画:★
おすすめ:★
判定:糞アニメ

【アトゥは可愛いが…

異世界転生して国家を運営する系のテンプレなろう。

生前にプレイしていたゲームが関与する点で『オーバーロード』派生と言えるが、比較すると主人公の魅力が圧倒的に劣る上、強力なゲーム由来の配下が序盤より側近のアトゥただひとり。

cv.楠木ともりのお陰もあって、アトゥはなかなか可愛く仕上がっていたが、その活躍回が作画崩壊回だったので色々残念なことに。

まぁ、制作がMAHO FILMなんで…。はは。地雷ということは最初から知ってた。

アンチレビューなので本作が好きな人は以下読まないでください。

ストーリー評

残念ながら特に褒める部分がない。

序盤の現地民のダークエルフを手懐けて国家運営し始めたところが一番マシ。

『オーバーロード』系の魔王サイド転生ものは、圧倒的な実力差を見せることで視聴者に爽快感を与えるテンプレが基本。
本作はというと、第5話あたりの聖騎士虐殺回でたしかに力の差を見せつけたが、爽快感は皆無。相手側をもう少し悪人寄りに見せたら印象は違ったかもしれないが、あれではアトゥがただの悪趣味な悪役に見えてしまった。おまけに作画が(ry

中盤以降のシナリオは完全に迷走。「RPG勢力の介入」という唐突な設定で世界観が崩壊し、そもそものシナリオの目的が最初から曖昧だったのが更にカオスとなり、全キャラの行動原理が理解不能になる。

主人公側は「シミュレーションゲーム(SLG)」のキャラクターであり、「RPG勢はSLGの常識が通用しない」という意味不明な理論が出てくるものの、個人的には「SLGもRPGも大差ねぇだろ!」っていう違和感が最後まで拭えず。

さらには終盤、ポッと出のキャラが、別のポッと出のキャラの死で暴走するなど、主人公置いてけぼりで勝手に盛り上がり、意味不明なままアニメ終了するカオスの極み。なんだこれ。

キャラ評

何度も言うが主人公。「魅力がない」「何もしない」「気持ち悪い」の三拍子。
一方でアトゥは比較的好評。側近ということで『オバロ』のアルベドと同様の立ち位置にあたるが、ルックスが「美しい」より「可愛い」寄りだったのが功を奏した。主人公を“黒子”にしてヒロインを目立たせる狙いがあったのなら、結果的に正解だったのかもしれない。
しかしそのアトゥも、イマイチ持ち味を活かし切れたとは言えず。肝心の戦闘シーンは動かないし、言動も悪趣味だし、触手をウネウネさせるだけ。おまけに終盤は別のところに派遣されてほぼ空気。
後半の主演に抜擢されるのがダークエルフ姉妹と新たに召喚された虫の女王イスラ。
なんやかんやで虫を「お母さん」と呼ぶ病的なやりとりに嫌悪感が沸いた。
いやいや、見た目モンスターのイスラが声が井上喜久子さんで性格も聖母というのは、見せ方によっては悪くないはずだが、あまりに限られた尺で展開が唐突だったからか。また姉妹が登場からエンドまでずっとサイコパス気質だったのも受け入れられなかった要因。
一番良かったキャラはお漏らししちゃったエルフの市長さん。尋常じゃない量を排尿していたが、一体あのシーンなんだったのかww

作画演出評

これまで数々の伝説的クソアニメを輩出してきたMAHO FILM。
今回もやっぱり…ねぇ?
アトゥのアップの顔やディフォルメキャラなどは可愛らしく描けていたと思う。
ただ、戦闘シーンになると途端にヤバくなる。せっかくの見せ場が台無し。
高品質な他のアニメと比較すると同じ令和のアニメを見てるとは思えない。
申し訳ないがさすがにMAHOさんは自重してほしいと言わざるを得ない状況に。
どんな作品にも原作ファンは一定数いるのに毎度期待を裏切るその姿勢には、さすがに「作品に対する責任感はあるのか」と問いたい。
厳しいことを言うがそこまでして会社を存続させる意味があるのだろうか。

総評

物語は軸がブレ、登場人物は感情も目的も希薄。演出は一貫性を欠き、終盤ではRPGや魔女など要素を雑に詰め込み、物語の収拾を完全に放棄。制作側も原作をどう映像化したいのか、方向性を失っている印象を受けた。

最初から大した期待度など持っていなかったがそのハードルすら下回り、今回も清々しいMAHOマジックを見せつけたクソ作。時間返せ。

良かったのはアトゥのデザインと楠木さんの声だけ(あ、あとお漏らしエルフ)で、せめてキャラ評だけでも好評しようとも思いかけたが、やはりクソ主人公のせいでキャラ評も★2がギリってところ。最終回で闇落ちしかけて、ようやくダークヒーローに目覚めたかと思いきや、あっさり元に戻るし、今後も何もしないつもりか、こいつ。

この後どういうストーリーになるか分からないけど残念ながら2期は…ないと思う。

もとい。別に残念でもないわw