ダンダダン(1期~2期)

 

 

【評価】84点
ストーリー:★★★
キャラ:★★★★
作画:★★★★★
おすすめ:★★★★
判定:良アニメ

【サイエンスSARUとかいう神制作

俺的、手のひらクルクル系作品。

原作は直ぐ読むのを止めたアンチだったのがアニメ1話見て手のひら返しして、やっぱり違うなってまた返して、それでもオモろいかもってまた返して、1期の終わり方に激怒してまた返して、クルクルしすぎて俺の手首は骨折しました。まぁ、その辺はストーリー項で詳しく。

『進撃の巨人』や『鬼滅の刃』と同じ、アニメ化で何倍も映える作品だった印象。

とりあえず制作サイドのサイエンスSARUさんは間違いなく神です。

ストーリー評

オカルトとバトル、恋愛コメディが混ざり合う混沌としたストーリー。

導入はかなり人を選びそうな始まりでした。"ターボババア"とか「なんじゃそら」って感じだし、竿だ玉だと下品だし、気色悪い宇宙人出てくるし、生理的に不快に感じました。

潮目が変わったのは第7話のアクロバティックさらさら(←なんじゃそら!)という怪異のバックグラウンドが描かれたエピソードですね。

内容の説明は割愛しますがこれはヤバかった。「ダンダダンアンチ」を自称していた自分も一旦ここで手のひら返し。

猫Verとなったターボババアも良いキャラになったし、主人公のオカルンと桃のいじらしい関係も微笑ましくて、この頃には作品の虜になりつつありました。が、しかし。

第1クール(1期)最終回が、信じられないくらい中途半端なところで終わって、続きが半年後であるにもかかわらずこの切り方はねえだろ!ってブチ切れましたw

"クリフハンガー"っていう感じでもなくて、本当に単話の終わりにしたっておかしいようなブツ切りだったので、これは「アカンやろ」って思ったんですけど、結局2期も切りの良いところでは終わらず(1期ほどに酷いブツ切りではありませんでしたが)、これはもうクールで区別する作品じゃなくて『ワンピース』や『NARUTO』みたくずっと続けて放送すべきタイプの作品なんだと理解。それでも高い作画クオリティを維持するための分割は仕方ないと納得しなければなりません。

2クール目の内容は、邪視周りのエピソードを引っ張りに引っ張り過ぎた感はありますが、全体的に面白かったです。

キャラ評

本キャラに関しては、主人公の高倉健ことオカルンは苦手な声優の花江さんですけど結局この人しか適任いないよぁ…。
ダブル主人公の綾瀬桃はこれまた「強い女性」を象徴するキャラで最高なんですよね。cvも今演技派筆頭の若山さんだし。
正反対の2人が織り成すラブコメは、アクション主体の作品ながら大きな見どころとなり、互いを意識する繊細なやりとりに心を掴まれました。
初回で恐怖の対象でしかなかったターボババアは、猫人形に封印されて愛らしいマスコットに変貌。シリアス展開の中で笑いをもたらす良いスパイス役となっておりました。
その他、愛羅も2期で再登場後はサブヒロインとして最高の仕事をしてくれましたし、ジジと邪視が今後どのような活躍をするのかも楽しみです。
あと、最終盤に唐突に仲間になった坂田金太はレギュラー入りするのかな?ウィキペディアのメインキャラに載ってないですが…

作画演出評

やっぱり本作最大の強みはサイエンスSARUの作るアニメーションでした。
制作サイドとダンダダンという作品の相性は抜群にマッチしており、荒削りの原作を作画だけでなく演出でも見事調理したという意味では、鬼滅のufotableを超えていたかもしれません。
特にバトルシーンのカメラワークやエフェクトは圧倒的。幽霊や宇宙人の不気味な質感をCGと手描きの融合で表現したとのことで、デジタルとアナログの中間の独特な動きは、戦闘の迫力を一層高めています。
日常パートのラブコメの表現も素晴らしく、オカルンと桃の互いを意識する表情や仕草を繊細に描かれています。花江夏樹さんと若山詩音さんの演技が感情をさらに引き立て、視聴者をホッコリさせてもらいました。
OPは1期のCreepy Nutsが話題になりましたが、2期の楽曲も作品のテンションにマッチし、個人的にはこちらが好みです。
総じて本作の作画演出面は、制作陣の卓越した技術力、各監督や演じるキャストの力が結集し、作品が生み出す世界観をスタイリッシュに再現した最高の出来栄えだったと思います!

総評

視聴前は全然期待してなかったけど見事な手のひら返し。くやしいけど良作判定です。

それでもストーリーはムチャクチャやなぁという印象は変わらないけどね。

まぁ、そのムチャクチャなところが受けてる要素のひとつなのでしょう。

 

そしてサイエンスSARUの独特なクリエイティブ力は、日本のアニメ業界の宝です。

続編も制作されるということで気長に待ちたいと思います。

原作は読みません♪