最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~
【評価】55点
ストーリー:★
キャラ:★★
作画:★
おすすめ:★★
判定:糞アニメ
【このへんのアニメの存在意義】
いつもの追放系なろう。
見ても見なくてもよく、見ても得になることはない。
…そんな感じです。
気のせいかもしれないけど自分しか視聴してないのではないか、ってくらいネット上で話題を見かけなかったですね。
これって、今期アニメですよね?
内容としては、タイトル通り主人公はタンク(盾役)です。
体力9999のレアスキル持ちのタンクで、勇者パーティを追放される…というお話です。
え?あ、はい。以上ですけども。
余談ですが、主人公がタンクって『盾の勇者の成り上がり』でもう完成しちゃってるので、同設定の作品はもう必要ないんじゃないかなって思います。
テンプレなろう原作じゃあ尚更で。これもうAIが0.05秒で構成したシナリオって言っても過言ではありません。
意味わからないのは"外皮"などという設定ですかね。
外皮ポイントがなくなるとダメージを負いますが、0にならない限りは人間が外傷を負うことはないのです。主人公はその数値が9999あるそうで。
例えばRPGゲームの世界にシンクロするような作品だったらそういう設定も有りですが、本作は普通のファンタジー世界の作品ですからね。
異世界転生ですらなくその世界だけが現実舞台のアニメで、人間のパラメーターが数値として存在してること自体に違和感があります。
人間だけに外皮のような加護があるのもご都合主義どころではありません。
魔物が蔓延るダンジョンのボスが何故か人型というのも変です。
しれっと仲間になってるのには戸惑いましたが、まあ彼らの存在の謎については一応は後半明かされますが、別に納得はできません。
あと、主人公の攻撃技。削られた外皮ポイントをカウンターで返す必殺技。その名も「生命変換!!!」。
いや、ださ。スキル名はそれだとしても何か技名付けましょうよ…。
作画クオリティは当たり前のようにゴミです。
内容的に戦闘シーンが多い作品ですが静止画のまま敵に向かって移動するシーンが目立ちます。
むしろ止め絵がデフォなので、どれだけ動かさずにアニメとして成立させるか試してるよう見受けられました。
納期が迫って間に合わないとかじゃなく、最初からやる気を感じられません。
ということで、ストーリーもクオリティも何故アニメ化しようと思ったかすら理解出来ません。
どうなんでしょうね、このへんのアニメの存在意義って…
新興制作会社の力試し…なのでしょうか?
言うて張り切って元請けしちゃっても、結局作画は安い中国下請けに依存するんだから良いものが出来上がる訳ないと思います。
大作は大手スタジオが引き受ける以上、中小は弱小なろうをアニメ化するしかない流れになっており、そういう作品もそれなりに愛着をもって制作してくれるなら意義はあると思いますけど、本作のようにどうせ作ったって誰も見ないようなアニメは最初からやらない方がいいのではないでしょうか。