即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。

 

【評価】49点

ストーリー:★
キャラ:★
作画:★
おすすめ:★★

判定:糞アニメ

 

【クソアニメだよ、おっおっお~おお~♪(^ω^≡^ω^)】

異世界なろうアニメ。

これは酷い。…が「酷い」と分かっててやってる酷さなのは理解してる。

 

主人公は「死ね」と念じれば、人でも物でも事象でも何でも殺せてしまう能力者。

キャラクターは総勢50名以上(もっと?)のネームドが登場するが、その全員が主人公に一瞬で殺されてしまうという…常軌を逸した作品であった。

全く苦もなく敵を次々に倒していくのでストレスフリー作品と言えばそうなのかもしれないが、あまりに感傷なく倒すので自分的には逆にストレスが貯まった。

 

理想↓

敵「見よ!この圧倒的パワーを!貴様はもうお終いだ~!」

主人公「ふっ、死ぬのはお前だ!」

敵「なんだと!ば、馬鹿な~!こ、こんなはずでわ~!ぎゃああ!(死)」

 

本作↓

敵「見よ!この圧倒的パワーを!貴様はもうお終いだ~!」

主人公「死ね」

敵「・・・・・・(死)」

 

上記の様に、本来こういうのは直前までイキってた敵がビビり散らかしながら死んでいくのが楽しいはずなのに、この作品は大抵何の反応もなく"即死"してしまうのが非常に残念。

一応、意識すれば体の部位ごとにジワジワ殺すことも可能だけど、最終回を除けばほとんど使用機会なかったからね。

主人公以外のキャラ同士で長々と殺し合い続けて、激戦の末生き残ったキャラがいざ主人公と対峙…ってなっても、その瞬間「死ね」の一言で終わるから「え、今までのやりとりなんだったん?」ってなる。まあ、それが持ち味の作品なんだろうけど。

数話かけて貯めて貯めて出現したラスボスを1秒で倒したのは流石に笑った。

 

ストーリーについては「クソと分かってやってるクソ」なので評価は難しい。

が、ここはやはり「最低」の判定を下したい。

いくら「分かってやってる」にしても、あまりにアニメとしての構成が悪く、大勢いるキャラが何を目的として動いているのか分かりにくい回が散見された。

特に第10話なんか殆どダイジェストで場面が切り替わり、初見で全状況を理解出来た人の方がすごいレベル。脈絡なく出てきた主人公の幼馴染(のロボット)とは一体…?(笑)

尺の都合で詰め込んだにしても、あまりに不必要な展開・キャラが渋滞してるので、大幅カットしても問題ないのに何で全部登場させたのか理解に苦しむ。

 

最終回はいわゆる「俺たたEND」で消化不良に終わる。

う~ん、あと1話あれば元の世界に戻って物語完結出来そうな気がしたが?

…と思ったら、なんと原作はこの後まだまだ続くとか!?

アニメの範囲は原作4巻までで、あと10巻も続くとか!?

それ、マジっすか?

主人公を異世界転移させた元凶の賢者も、異世界最凶の魔王も、すでに全員瞬殺してしまったのに、この先何をするのか逆に気になるわ…

 

主人公の高遠夜霧は、おそらく全ての創作作品で最強なのかもしれない。

有名なチートキャラのリ●ルもアイ●ズも相手にならない。サイ●マだって多分勝てない。

しかしながら、こんなクソアニメのキャラを最強キャラに据えるのは、アニメファンの自分的としては断固拒否の意向を示したい。

最後に一言書きます。

『即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。』とかいう作品、氏ね。