DAY4
更新するのが遅くなってしまってごめんなさい。
政策を考える上での資料集めの時間を優先してしまいました。
しかししかし、もちろん更新します。
4日目もやっぱり考え方を根底から崩されるレクチャーばかりでした。
1~3日目も政策についてうんうん唸りつつ考えていたのだけど、
毎日考え方の基盤をガラガラ崩されるので
毎日やり直しを迫られます。
それが参加者にとっては素晴らしい経験になるのは当然なのだけど、
運営側の手腕に個人的に注目していたりします。
これは計算しつくされて配置された講師陣だなと。
順番もばっちり。僕たちのような素人が持ちがちな
国際保健に対する既存のイメージをちょっとだけ膨らませて、
膨らませたかと思ったらそれを土台から一度壊して、
実は他のモデルが現在の主流で、勝ちパターンは他にもあるかもしれないと
におわせる。
うーん、絶妙。
感想めいたものは最後にもう一度まとめて書くことにしまして、
レクチャーごとの感想を書きたいと思います。
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①オリセットネット@住友化学
これはテレビでも紹介されることがあるから知っている人も
多いのかもしれない。
マラリア蚊を撃退する薬品成分が繊維に元から練りこむ技術により、
普通に使っても効果が1~5年持続するという蚊帳。
この蚊帳が作られるまでの過程と、アフリカに進出するきっかけ、
アフリカ現地での雇用を作るまでの過程、今後の展望と課題
について話をしてもらいました。
質疑応答が20分前後では物足りないくらいに盛り上がったのが印象的でした。
僕なりの解釈をしますと、このオリセットネットというのは
『よーし、アフリカの子供を助けてやるぞー』
と昔から住友化学が考えて作ったわけではなく。
WHOの某人から
『その技術、アフリカでかなりいけてることできるかもよ?行ってみたら??』
と言われて行ったわけですな。
ここで住友化学が成功?した理由を深津解釈でまとめると
①行ってみたら?と言われて行ったこと
②アフリカで成功するためのノウハウを知っている人と
良いパートナーを見つけられたこと
③たまたま技術を持っていたこと
の3つですかな。
このブログの読者は比較的若いってこともあって、僕のレクチャーノートから
1つだけ抜粋して強調しますと①について。
チャンスかな?と思ったら飛びついていく。。
黒川先生がブログで『休学のすすめ』を書いているのと似ているけど
行ってみないとわからないこと、身に付かないことが多いってこと。
僕は海外経験がないので本当に身に染みる言葉でした
②既存の『国際保健』とこれからの『国際保健』
君たちが考えている『国際保健』は、
『援助』とか『開発』だと思っているだろうが、それは違う。
そして、日本が採るべき戦略はもっと自国の強みを生かした
したたかなものでなければならない。
僕の要約はこんな感じ。
このレクチャーから学ばないといけないことはたくさんあって、
ざっくばらんに書いていくと
・みんながやっているからやらないといけないのか?
・物理的距離
・既存の予算を2割~3割上げたとしてインパクトってあるの?
・人口統計はあまりズレがない、そこから読める未来を考えて打ち手を考えるべきでは?
・本当のキープレーヤーは誰か?
みたいな。
あと、スライドの作り方がすっごくうまいなーと思うだけでなく、
僕にはできないような声の質とリズムで、
その点でも僕は感銘を受けました。
③政策立案@医療政策機構
医療政策機構の方が政策を作成する上でのポイントを
実例を通してレクチャーしてくれました。
レクチャーしてくれたのは、一部のマニアな読者にだけわかるように書くと
カワバタさんによく似ていると言われているあの人です。
僕がこのプログラムに参加し始めてから考え続けていることは
『政策』と『ビジネスプラン』との違い
『政策』と『クリエイティブ』との違い
『政策』と『目標』との違い
どれと比較してもいいのだけど、『政策』ならではの特殊性とは何か?ということ
レクチャーでは『医療』を例にとって政策が作られるまでをレクチャーしてくれて
さらに、政策を作る際のフレームワークも見せてくれました。
どうやって取り組んでいいかわからないときには、こうやって型を教えてくれると
思考の取っかかりを得られることを実感。
できることならばもう少しレクチャーを聞きたかったです。
④⑤ 現場の観点
実際に現地の奥地中の奥地で働いている人の話。
プレーヤーの1つである『現場』で実際に活動している人による
経験に基づく話。
写真やら図を使って、パッションパッション。
ちゃかして書いているような表現だけど、
本当に『情熱』の話でした。
僕は情報学環の授業で『メディア』や『ジャーナリスト』の話を聞いていて
も思うのだけれども、こういう情熱系のレクチャーを聞くと好き嫌いがわかれる。
というのも、情熱が先行して戦略というか、どうしてそういう活動をするのかの理由が
見えにくいからだ。
だけど、答えは1つで
『自分がやりたいから。やりたいからやっている』
というのに尽きるようである。
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全体を通して
4日目も終わって慣れてきたかと思いきや
相変わらず毎日考え方を変えさせられている。
4日間経って思うことは、『グローバルシンキング』『グローバルビュー』
という授業を受けているような気がしてきた。
僕が今まで大学で受けてきた授業やら考え方というのは、
比較的どこの国に共通する、最大公約数的な前提に基づいていた気がする。
つまりは、『違う』ことを前提とした授業をあまり受けてこなかった気がするのだ。
日本はご飯もおいしくって、物もたくさんあって、過ごしやすくって、
意識しないと海外に対しての関心が低くなってしまうのだけど。
それでは僕が40歳以上になったときに通用しないだろう。
すでに日本の人々、海外に興味がないような人の間にさえ、
隅から隅まで『海外』が浸透しているのだ。
それこそ、山手線レベルで20分もすればアメリカ、20分もすればシンガポール、
それくらいの感覚で日本との近さ、関わることなしには生きていけないことを
自覚しないとまずいのだろうと思う。
このことはロースクールで所属してたゼミの先生も言っていたことだし
(ロースクールでは海外感覚を学生に訴えることは珍しい)
大学でもまともな教授であれば、学部生から刷りこまれることのはずだ。
そんなこんなで5日目もしっかりグリーバリーに考えてきたいと思います。