三重県から帰ってきた・サイエンスアゴラ所感 | Science and Law in Society (SLS)~~中途半端も極めれば専門さ~~

三重県から帰ってきた・サイエンスアゴラ所感

三重県から東京に帰ってきました。

そしてそのままあのポジションに帰ってきました。


インプリ同期の何人かは名古屋に寄って遊んでから帰るみたい。

うらやましいけど、、、、ちょっと無理だな。明日からに備えることを考えると。

そんなわけで行政法なんかをこそこそやってるわけです。


今回のフィールドワークは期待以上に楽しかった。

これはまた今度じっくり書きたいな。



『現場』が大事とはよく言うけれども、今回は異なるステークホルダーを同時に訪問することで

その重要性がよっくわかりました。


養殖業で働く現場のおっちゃんが飲む缶のデミダスコーヒーブラックがかっこよかったのが印象的でした。


詳しくはまた今度。

あ、それと同期のアマベさんが今度僕の似顔絵(ラクガキ)を書いてくれるらしいので

とっても楽しみにしてまーす




ーーー




ちょっと前のサイエンスアゴラの報告レポをば。




ポスター発表の中には法政大学の文系の人々が高校生向けに科学のおもしろさを語るイベントの様子もあった。せっかくなので情報交換をいろいろとしてみたところ、文系の人が理系の人に対する壁というか、文系の人にはどうしても理系に踏み込めない何かがあるみたいなことが印象的でした。


 ポスター発表から話は変わって会議室での話に移ります。僕が参加した発表は
①東京大学インプリ生によるアウトリーチ活動
②東京大学理学部の0to1活動
③インプリ4期生が参加した養殖業に関するワークショップ
 この3つ。以下順番に。


まず、アウトリーチ活動についてだけれども理学部と工学部が学生集めに真剣に取り組んでいることを初めて知りましたわ。僕が所属していた薬学部というのは進学振り分けの点数がコンスタントに80点を超えていることもあり、放っておいても学生が集まってくる状況が続いております。その一方で、工学部や理学部は進学振り分けの点数をシビアに見ているようで、メルクマールにして学生の注目度というか広報の成果の1つとしている模様。
学部の定員数が大きいこともあるのかもしれないけど、そもそも『広報』が存在すること自体が驚きでした。


 あと、東京大学に限った話ではなく工学部人気は下がってきていることを知った。30年前?と比べて工学部希望者が半数になっているそうです。資源がない日本にしてみれば人材に頼るしかないのに、、、という不安があるみたいです。


 ちょこっと私見だけれども、人材の育成というか教育の質っていうのは10年以上経ってから初めて効果が出てくるのが難しいよねって思う。目に見えないものに投資をするってのはよっぽど哲学がないとできないことだし。元来、日本は目に見えないものに投資をするのが苦手と言われていますからな。日本は。ポスドク1万人計画はその中で珍しく人材に投資をしたかと思えば、ちゃんど研究職の地位を保障しなかったせいで余りに余りまくってしまい・・・おかげで人材に投資するのに腰が引けてしまったかもしれない。
 
次に、理学部の大学院生による0to1活動について。理学部の大学院生が高校生にサイエンスのおもしろさを伝える出張授業をしたり、土日に有志で集まってランチセミナーを開催したり、ポッドキャストで研究者紹介を配信したり、かなりアクティブでした。


 詳しい内容は割愛するけれども、この団体には僕と昔からの知り合いがおりまして。彼はたしか理科1類で首席だったのかな。彼がいうには『活動としては楽しいけれども、琵琶湖の水をスプーンですくうようなものだよね。抜本的な解決にはならない』
 草の根活動の重要性を知りつつも、その言葉は重いものがありますな。


最後に我らがインプリの授業の一環であるワークショップについて。僕のテーブルは意識が高い人が多く、インプリ生が口を挟まずとも議論がサクサクと進んで行きました。ワークショップの反省会は次の授業で行われる予定なので、詳しいまとめはその時に回したいなって思う。
 それでもいくつかまとめてみると


・養殖業で抗生物質を与えるのはやはり悪いイメージ
・国が検査をしているとしても、その基準がどれくらい守られているか疑問
・トレーサビリティー(追跡可能性)も最近の偽装問題をみているとどれだけ信用できるか疑問
などなど。


 このあたりはこれからの授業でまとめてみたいと思います

最後に結びとして。サイエンスアゴラは一般の人にサイエンスのおもしろさを伝えるもイベントというよりも、何らかの形で科学に関わっている人が集まって、お互いに刺激を与えあって、イベント終了後に持ち帰ったことを基により熱心にそれぞれの活動に戻る。そういうイベントだと感じた。つまりは市民によるインプリ学会のようなものだと感じたのである。


 おそらく、インプリ活動をしている人であれば誰しもが思っている危機感として、関心を高めるだけに終始してしてはいけない、政府に代表する上級機関を巻き込んでの大きな流れを作らないといけないというものがあると思う。サイエンスアゴラはまだそのきっかけ作りにしかなっていないであろうが、初めて参加した自分としては十分に有意義なイベントでした。どういう意味で有意義だったかというと、関心を持っている人が結構な数で存在する、それを知れたことが自分にとって大変有意義でした。