科学技術リタレシーシンポジウム雑惑 | Science and Law in Society (SLS)~~中途半端も極めれば専門さ~~

科学技術リタレシーシンポジウム雑惑

科学技術リタレシーシンポジウム雑惑

東大に先端研というところがあるらしいというのは知っていたのだけれども、まさか駒場からこんなに離れているとは思わなかった笑

駒場のテニスコートを通り抜け約10分程度歩いて到着。

途中、道が不安になったから近くを歩いていたセレブっぽいおばさんに道を聞いてみると

『ここをまっすぐ行けばわかるわよ。東大はお金あるからねー』

と軽く愚痴を言われつつも到着。

いざ着いてみると、これはこれは立派な場所です。


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肝心のシンポジウム。

正直、前半の3つは今いち核心を突いていなくてフワフワしたものに終わってしまっていた気がする。

『日本において科学技術のおもしろさを伝えるべきだ』

『市民に科学技術に対する読み書き能力(リタレシー能力)を身につけさせるべきだ』

『こうやって科学の楽しさを伝える映像、教材などを作るのだ』

全部その通りだなーと思うけれどもね。

専門化されたコミュニティーによくあることだけれども。

自分たちの持っている知識やノウハウを一般市民にも伝えるべきだ

そうやって活動をする人が必ず出てくる。

法律やっている人は『市民にも法律を』

科学やっている人は『市民にも科学を』

金融やっている人は『市民にも金融を』

どれも全部そのとおりだと思う。けれども、もちろん時間も資源も有限なわけでありまして。

どうしてそのリタレシーを今の時代の日本人が身につけなければいけないの?

感情論抜きにして、データに基づいて説得的な議論は前半にはなかったように思えた。

そりゃあ、いろんなリタレシーを身に付けた方がいいのは誰にとっても自明でしょうな。

(でも、タコつぼ化しやすい専門領域で外部にも伝えようとするってことはどれも素晴らしいことだと思いますってことはちゃんと書いておこう)


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そんでもって、僕が『ああ、これは説得的だなー』と思ったのは最後の講演。

東大の化学の教授である先生

『化学教育で最も重視すべきは高校化学である』

先生は国際化学オリンピックにおける日本の低迷状況、大学受験と高校教育の出題のすれ違い、大学教員の意思が反映されない高校化学のカリキュラム(なぜか官僚がカリキュラムに口出しをする意味不明さ)、日本と海外との化学の教育の違い、それらを具体的事例を交えて説明してくれた。

先生の言ってることはとっても正しいと思った。

後は、国が動いてくれるかどうかだけど・・・目に見えないものに投資するのが日本では苦しいのかもしれないなって思った。

先生が最後に示していた(僕が直接質問しに行っても同じことを強調していた)具体的解決策は

『生徒の学力の9割は先生で決まる。高校化学の先生に大学院生がなってくれるような制度を作ることが大事だ。教師で決まるのだ』




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日本の科学技術。僕が専門?にしていた薬学の分野では勝負あった感じだけれども。

はてはて、理科離れってのはどれくらい日本に深刻なことになっていくのか。

このカリキュラムをこなしていけば少しはリアリティーを持って感じられるのだろうか、、、