拝啓 いつもお世話になっております。
早いもので、年末のご挨拶をさせていただく時期となりました。
庄原支部会員の皆様におかれましては、歳末ご多忙の折、益々ご清栄の事とお慶び申上げます。
本年も会員皆様の格別のご理解とご協力を賜り、会の運営が滞りなく進んでいることについて厚くお礼申し上げます。



私は、平成26年9月1日から広島県自衛隊父兄会庄原支部長に就任し、新たな役員の方々と心をひとつにして自衛隊父兄会の目的を達成するために全力で行ってまいりましたが、特にこの1年においては、庄原支部の活動を軌道に乗せることが出来たと考えています。





さて、国際社会環境は一層厳しさが年々増し、種々の懸案事項が次々に発生しています。国を持たない過激組織集団が世界を相手に無差別テロを引き起こしています。特に私が憤りと哀しみが湧いてきたのは、11月13日金曜日の夜、何の罪もない人々が買い物や食事などでにぎわい楽しんでいたフランスのパリの街で、無情にも、競技場・劇場・レストランなどを同時に狙ったテロが発生したことです。これは記憶に新しいところですが、犠牲者(死者)は130人、負傷者は約400人に達したとの報道です。実行犯人は少なくとも9人いたとされています。誠に痛恨の極みで慚愧に堪えません。



そして、自然災害では4月25日、ネパール中部で発生したマグニチュード(M)7.8の地震が発生し、それに追い討ちをかけるように、5月12日には東部でもM7.3を観測するなどの余震も相次ぎ、報道では当該地震余震で約9000人が死亡したようで、なんとも行き場のない怒りと同時に心が極めて強く痛みました。



両国犠牲者の皆様のご冥福をお祈りするとともに、ご家族の皆様に哀悼の意を表します。





さらに、我が国を取り巻く近隣諸国においては、我が国の領海、領空、通告なしに排他的経済水域に侵入し、我が国の主権を侵害し、力による現状変更を図ろうとする国際海洋法を無視した活動がなされています。



沖縄県尖閣諸島、島根県竹島及び北方四島(歯舞郡島、国後島、択捉島及び色丹島)は、不法に占拠されている島もあり、それは、歴史的にみても、サンフランシスコ平和条約及び国際法に照らしても、祖先から受け継いだ神聖な我が国の大切な土地(領土)です。



また、何の罪もない我が国の国民が突然連れ去られ、家族から引き離されて、他国で辛く苦しい生活を強いられています。現代において「このような残酷なことがあっていいのか」と深く深く考えます。一国民として早く救出され、それぞれのご家族のもとへ帰られることを念じます。



今年もこのようなことから、すべての事象で放置できないところまできていることは、異論を挟む余地がないと思われます。





国民として国家の危機的状況を自覚認識することは勿論ですが、全国の父兄会会員の皆様と共に、我が国の安全保障・防衛基盤の確立に寄与すべく活動し、自衛隊を下支えすることで各部隊の士気を高め、国防力を増して抑止力に繋げていかなければなりません。来年も国内及び国際的に自衛隊の力が必要な年になると思われます。





最後になりましたが、平成27年の庄原支部に献身的な活動をいただいた会員の皆様にお礼を申し上げると共に、会員、そしてご家族の皆様がお元気で新年を迎えられることをお祈りし、年末の挨拶といたします。

来年も皆様の力を結集して頑張りましょう。

敬具



庄原支部会員の皆様へ

平成27年12月27日
広島県自衛隊父兄会 庄原支部
支部長   板倉 昭雄