本日はべたべた汗とサラサラ汗についてお届けしたいと思います。
唾液にもサラサラ唾液とネバネバ唾液があることを過去にお伝えしたと思います。
実は汗にもサラサラ汗とべたべた汗があります。
言い換えるならば、においにくい汗とにおう汗ということです。
サラサラ汗は、汗に含まれるアルカリ成分が少なく、水に近い状態。
酸性で皮膚の表面に細菌が繁殖しにくく、ニオイを発しにくい汗のことです。
べたべた汗は血行が悪くなるとかく悪い汗。
この汗は、体が酸素不足の状態のときにかきやすいのが特徴。
血中に酸素が上手くいきわたっていないときは、体の中に乳酸が大量発生します。
乳酸は汗腺にアンモニアを増加させる性質があり、におう汗となってしまうのです。
また、このようなべたべた汗は、
アルカリ性の強い汗なので、細菌が繁殖しやすいのが特徴です。
細菌が繁殖しやすいと、さらに汗はにおってしまいますよね。
それではべたべた汗をかく原因は何か?
これはズバリ運動不足が原因。
ですから、べたべた汗をサラサラ汗に変えるには、日ごろの有酸素運動が大切になります。
血中に酸素をしっかりと蓄えることで、同じ汗でも良い汗をかくことができるというわけです。
これを機に、自分の汗がサラサラ汗か、べたべた汗か、もう一度確認されてみてはいかがでしょう?
もしもべたべた汗だと感じるようであれば、しっかりと運動を心がけてください!
きっと体臭予防の手立てになると思います!
発 行 爽快いきいき倶楽部
【1】
サラサラ汗
全身から均等に汗をかいている状態ならば、汗腺からのミネラル再吸収がしっかり行われ、汗は僅かに塩分を含む程度の「サラサラした汗」となります。
「サラサラした汗」は蒸散もスムーズで、身体にこもった熱を気化熱によって発散し、ここちよくほてりを鎮めることができます。
また、肌は弱酸性が保たれ、皮膚バリアの健康を維持することができるのです。
【2】
ベタベタ汗
アトピーなどの皮膚炎で慢性的に汗腺がダメージを受けたり、エアコンのある涼しい環境で汗をかくことが少なかったり、または加齢によって、しだいに汗腺の機能は低下します。
脳と内臓の温度を調整するために頭部と胸部の汗腺は活発に働きますが、ほかの部分、特に手足は、関節の曲がる部分以外は、汗をかけなくなってくるそうです。
そのため
残された汗腺部分の汗のかき方がひどくなってきます。
すると
その汗腺部分のミネラル再吸収は間に合わなくなり、その汗は塩分だけでなく多くのミネラルを含んだままの「ベタベタした汗」となります。
このタイプの汗は蒸散しづらいので体内の熱はうまく発散されません。
そして皮膚面はアルカリ性となってしまいます。
健康な皮膚表面は善玉菌が棲んでいて弱酸性に保たれて、外からの病原菌を防いでいます。
ところがアルカリ性になってしまうと、アトピー性皮膚炎を悪化させる悪玉菌(黄色ブドウ球菌)が繁殖してくる、つまり皮膚のバリアが破られるのです。
【3】
ベタベタ汗と皮膚トラブル
これからの暑い季節、汗のかき方が下手な人は、要注意。
滝のような汗が流れる一方で、熱がこもりやすいため、身体のほてりは解消せず、皮膚バリアの力は落ちるので皮膚トラブルをおこしやすくなります。
【4】
対策
対策その1:オリゴ糖で皮膚バリアの回復
頻繁に使うボディーソープや洗顔フォームを工夫しよう
グルコオリゴ糖配合
「爽肌精ハーブボディーソープ」&「爽肌精モイスト洗顔フォーム」
グルコオリゴ糖などの糖類はお肌の善玉菌の栄養となります。
善玉菌の分泌物が肌を弱酸性に保つのでアトピー性皮膚炎を悪化させる悪玉菌(黄色ブドウ球菌)は繁殖しづらくなります。
このシリーズには炎症を抑える作用のある五行草エキスも配合されています。
対策その2:自然と一体となる
じょうずに汗をかける体づくりをしよう
夏は汗をかくのが自然。エアコンに頼り過ぎない生活を
汗をかいたら、うちわで扇ぐ程度で汗をとばす
冷水で冷やしたり、急に冷房に当たったりするとうまく気化熱が奪われず かえって体内に熱がこもり、汗腺に負担をかけるだけ。
そして汗が一段落したら、オリゴ糖配合のボディーソープや洗顔フォームでやさしく身体を洗っておこう。
対策その3:適度の運動をまめにおこない、気持ちよく汗をかく
じょうずに汗をかく訓練を続けること
できれば自然豊かな戸外で。(ただし皮膚が弱い方は紫外線対策を万全に)
■自分の汗チェック方法
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