今日は、私が3年間駐在したウクライナの首都キーウにあるウクライナ料理レストランと代表的なウクライナ料理について、前菜からデザートまで写真とともにご紹介します♪
一部、ロシアのお料理も注文したので、併せて解説していきます!
ウクライナ料理
ウクライナ料理は、基本的にはお肉のブイヨンやハーブ類、お塩で味付けした、シンプルでマイルドな味付けになっており、日本人の口にも合うと言われています。
味わいやお料理そのものは、比較的、ロシア料理やベラルーシ料理にも似ていて、同じものが食べられていることがありますが、それぞれ独自のお料理もあります。
元々寒い土地柄、生クリームや「スメタナ」と呼ばれる現地のサワークリーム、バター、チーズなど乳製品を多用し、まったり濃厚な味わいの料理も多いですが、
ウクライナはやや南に位置し、キュウリ、なす、ピーマン、パプリカ、レッドオニオンなど夏野菜がふんだんに採れるため、レモンやライ麦の発酵飲料を使った、酸味のあるスープやあっさりしたサラダも食べられます。
ウクライナの夏の市場、新鮮な野菜が沢山^^
前菜「Холодец ホロデーツ」(お肉のゼリー寄せ)

最初は冷たい前菜から。
こちらは「Холодец ホロデーツ」という、お肉のゼリー寄せです。
ゼリーの下の部分がピンク色になっているのは、左小皿にもある、хрен(フレン)と呼ばれるホースラディッシュのソースによるものです。
ホースラディッシュは、別名が西洋わさびでちょっと辛みがあります。日本だと、大根おろしを薬味として頂くのと同じで、お肉の付け合わせにもなったりします。
お肉のお出汁が効いたぷるぷるゼリーとほんのり酸味・辛みのあるラディッシュの組み合わせが美味しい一皿です。
サラダ

次は、ロシア語圏全般で知られる「オリビエ・サラダ」
モスクワのフランス人シェフ、オリビエさんが考案したとされるポテトサラダです。
具材は、地方や家庭によって違いがありますが、通常は、ジャガイモ、ゆで卵、ゆで人参、きゅうりのピクルス、鶏肉やハム、が全て小さな角切りとなって塩、こしょう、お酢、マヨネーズで和えられています。
ロシアでは年中食べられている印象ですが、特にお正月の風物詩だそうで、私もロシア留学中に、ルームメイトとお母様と元旦に作りました。
カザフスタンとの国境に近い彼女の地元では、お肉やハムを3~4種類入れるのだそうです。
カロリーが高いので、ロシアでもウクライナでも頻繁には食べませんでしたが、家ではギリシャヨーグルトでヘルシーに作ったり、時々お店で頂くオリビエサラダは美味しいです。
きゅうりのピクルスが、味と食感のポイントだと思います^^
ちなみに、ブルガリアやアルバニアでは、「ロシアンサラダ」と呼ばれているそうです。
ウクライナ発祥のビーツのスープ「борщ ボルシチ」

日本だと、ボルシチはトマトのスープだと思われていたりもしますが、トマトではなく、「ビーツ」のスープです。お肉は牛が基本。
写真だと分かりづらいのですが、スープの色味は、トマトの朱色ではなく、ビーツの紅色が正統派。
白く浮かんでいるのは、スメタナというサワークリームの1種で、途中で食べたり、混ぜたりして頂きます。
スメタナの横に浮かんでいるのは、刻んだ生のディル(ハーブ)。ディルは、前菜、スープ、メイン、色んなお料理に添えられています。馴染みがないと独特に感じる香りかもしれません。
飛行機の機内食にディルとスメタナが出ると、これからスラブの国に向かうのだと気持ちが切り替わっていました(笑)。
ボルシチのレシピは、あっさりしたもの、まったり濃厚なもの、お店によって様々ですが、こちらのお店のボルシチは、ビーツの甘みが濃厚な味わいで、特に寒い冬にぴったり美味しく頂けます^^
ボルシチの付け合わせのパン

「Пампушки パンプーシュクィ 」
少し甘みのあるもっちりふかふかのパン、温かいものが出されます♡
にんにく、オイル、ディルがかかっています。このパンも日本の方に好評です^^
温かいお料理
ウクライナのロールキャベツ「Голубцы ホルプツィ」

初めて知ったときは、ウクライナにもロールキャベツがあったなんて!と驚きました。中身のひき肉にはお米も入っていて、日本人としては親近感を感じます。
色がオレンジ色なのは、トマトベースだからなのですが、酸味はほとんどなく、甘味があり、一緒に煮た細切り人参と盛りつけられます。
上にバジルが乗っているおしゃれなホルプツィは、他のお店では、お目にかかったことがないです(笑)
お肉のメインディッシュ
「Котлета по-київськи キーウ風カツレツ」

チキンをさつまいものような形に整え、パン粉を付けて揚げ、中にバターが入っています。バターと共に、ガーリックや刻んだハーブが入っていることもあります。
熱いうちにナイフで切ると、バターがソースのように出てきます。レモンを絞ってどうぞ^^
温かいお料理その2
「シベリア風ペリメニ」(ロシアの餃子)

ロシアの餃子(ペリメニ)は、中身はひき肉が基本で、お好みでスメタナを付けて頂きます。
ちなみに、ウクライナにも「ヴァレニキ」と呼ばれる餃子があるのですが、具材は、お肉、キャベツ&オニオン、ポテト&キノコといったおかず系から、チェリーコンポートなど甘いおやつ系のものまであります!
ペリメニはヴァレニキよりも皮が薄いため、満腹気味の私たちにはぴったりでした^^
デザート


デザートに、私はアイスクリームを頂きました。アイスが入っているワッフルまで美味しい♡
スラブの国々は酪農が盛んなため、ウクライナでもミルク味のアイスクリームが最も一般的で、とても濃厚な味わいです。
日本在住のウクライナ人の友人は、日本で満足できるアイスがないと嘆いていて、唯一満足できるのは濃い目のソフトクリームだけだそうです(笑)
私の上司のお二方は、デザートの代わりにアルメニアコニャック(コーカサス三国のひとつ、アルメニアはコニャックが有名ですよ^^)を注文され、おつまみにチョコレートが出されていました。

ウクライナのレストラン
このブログで掲載した写真はすべて、キーウ市内「Lipsky Osobnyak」 (リプスキー・オソブニャーク)というレストランで頂いたお料理です。
(今朝確認したら、お店のウェブサイトはまだあるのですが、実際に営業されているかは確認できていません。。)
「Lipsky Osobnyak」 (リプスキー・オソブニャーク)
このお店は、実業家、政府要人など著名な方々が利用していたことで有名な、キーウのウクライナ料理で最高級ランクのお店で、夏季は街路樹の緑が美しい、落ち着いた通りに面していました。
(写真のとおり、店内の照明は少し暗めで、お料理の写真も暗くてすみません^^;)
スタッフさんは、15人超えの飲み物オーダーをメモ無しで聞き、何も聞き返す事なく涼しい顔でひとりひとりにサーブする、会食のプロフェッショナル集団です…!
私は、仕事では万年、来訪者御一行のための予約係、アテンド係でしたが、離任前に上司が招待してくださって1度だけプライベートでゆっくりディナーしました。
リプスキーの皆さんが元気に過ごされていたらいいな、と願っています。

店内

お店が面する通り
東京のレストラン
2025年2月現在、東京にはウクライナ料理専門店はないようですが、
ウクライナ料理である、ボルシチ、キーウ風カツレツ、ホルプツィ(ロールキャベツ)を食べられる都内のレストランをご紹介します♪
カフェロシア(東京・吉祥寺)
おすすめポイント:ロシア料理の他に、ジョージア(旧グルジア)人のシェフによる本格的なジョージアのお料理も提供されています^^
お店の雰囲気もお料理のお味も、現地のアットホームなお店の雰囲気に近くロシア料理・ジョージア料理を食べたくなった時に1番リピートしています♪小さなお店ながら、店内は平日の中日でも満席の人気店です!
スンガリー(東京・新宿に2店舗)
おすすめポイント:店員さん、店内の設え、メニューも現地のちょっときれいめなレストランに良く似せて作られいて、現地の疑似体験としても楽しいです♪
以上、ウクライナ料理とレストランのご紹介でした^^