闘病記の途中ですが、何か明るい記事を書きたくなったので、運動会のことを書こうと思います。
6月某日、娘の小学校で運動会がありました。
コロナ禍以降、ひと学年2種目です。
4年生は『表現(鳴子踊り)』と『徒競走』です。
娘に運動会の練習が始まる少し前に、確認しました。
参加するのか。
参加しないのか。
(病後、体育はずっとお休みしています。)
どちらを選んでも、娘の意見を尊重するつもりで聞きました。
娘は「やってみたい!」と。
2種目とも、挑戦すると言いました。
その答えだけで、涙が出そうになりました
GWが明けてから、練習が始まりました。
久しぶりにみんなと受ける体育の授業。大好きなダンス。
娘の心が満たされていっているのが、学校帰りにいつも話してくれる様子から伝わってきました。
頑張ってるね。
良かったね。
娘の様子に、私の心も満たされていきました。
そして迎えた当日。
まずはダンスから始まるのですが、競技前は入場門にみんなと固まって集まっていました。
そして、進行役の「4年生の競技、◯◯です。4年生、入場!!!!!」のかけ声。
大きく元気なかけ声で、みんなが一斉に自分の立ち位置まで走って入場します!!!!!
ここも一緒にやってみたい。
そう言っていました。
娘のスタート位置は先頭の方です。
懸命に足を動かし、みんなに遅れを取るまいと走ります。
どんどん追い抜かされます。
それでも娘は走り抜き、自分の立ち位置に着きました。
このシーンだけで涙です
もともとダンスが好きで習っていたのもあってか、とても上手に踊れていました(親ばかですみません)。
途中、立ち位置の大移動があるのですが、それも頑張ってついていっていました。
病後はどうしても身体的な面では、みんなより遅れを取っていました。
でもこの日はみんなと同じような一体感を感じ、母の胸は嬉しさで爆発しそうでした
次は徒競走です。
「周りのみんなと比べなくていいからね。
自分との闘いだよ。
最後まで走って
ゴールすることに意味があると思う。」
そう伝えていました。
先生の計らいで、ゆっくりさんのグループに入れてもらいました。
私はこけないかな、100mって結構長いな、無事にゴールできるかな、、、
と、気が気じゃなかったです。
よーい、スタート!
いけ!
がんばれ!!
前を走るお友達に、追いつこう!引き離されないぞ!という強い気持ちが伝わってきて、私もワクワクドキドキを味わえました
こげずに、最後まで走ることができました
運動会、参加できて良かったです
娘が前向きな気持ちで頑張ったおかげで、一生の思い出になりました
実はこの度の運動会を迎える前に、前年(3年生の時)の運動会の動画を見たんです。
その頃は病気になる前で、体の動きに制限などなく自由に動けていました。
自由自在な過去の自分の体を見て、どう思うだろう…
娘の反応が少し不安でした。
動画を見た後、娘はこう言いました。
「◯◯ちゃん、この頃を超えてるよ。」
あぁ。
この子は本当に強い子だな。
そう思いました。
私はつい目に見える部分だけを見て、「前はできていたのにな…」と悲観的になってしまいます(もちろん本人の前ではそんな素振りは見せませんが)。
でも娘は違いました。
娘が何をもってして昨年の自分を超えていると言ったのかは分かりませんが、とにかく自分の中で昨年以上のパワーを感じていたのでしょう。
どこまでも前向きで、純粋な心にいつも励まされています。
運動会を終えて、娘自身も「楽しかった!」「やってよかった!」と言っていました
みんなと一緒にできた嬉しさややり遂げた達成感で、心も晴れやか〜という感じでした
たくさんの感動を与えてくれた娘に感謝です
そして、娘の移動がしやすいよう配置を考えて下さったり、徒競走の順番も配慮して下さったりした先生方にも感謝しております
ありがとうございました
『全てに感謝』な運動会でした。