冬田くんとは無事仮交際へ進むことができた。
○○大学出身だし、良い会社に勤めてるし嬉しいな！これはもう結婚だなぁ！とひとりでハイテンションになった。
そして、初デートへ。
初デートは、動物園に行くことになった。
私は小さい頃から動物が好きだ。動物をみてるととても癒されるし心が温かくなる。だから、結婚相手にもなるべく動物好きな人がいいな〜と思っていた。
冬田くんにも動物が好きかを聞いたところ
「う〜ん、嫌いじゃないけどいままで触れ合ったことがないから正直なんともいえないな。可愛いとは思うけど💦」
と返された。そんなに動物には興味がないらしい。
ま、いいか。結婚相手に動物好きは必須の条件ではないし。少し寂しいけどさ。
そして、成り行きでそんなに動物に興味のない冬田くんと動物園へ！！
「キリンだよ〜、可愛いね！！」
「そうだね〜」
「ハリポタみたいなフクロウいるー！！めっちゃ可愛い！！！」
「あ〜、確かに可愛いね〜」
うーん。
お互いのテンションが違う。そして冬田くんは動物には興味なさそう。私の可愛い〜！に相槌はうっても、自分から積極的に感想を言うことはなかった。
あのさぁ〜
動物を見て何かもっと感想とか言えないの？と思った。感受性が低いのかな？別に可愛いとか言わなくてもいいから、例えば「この動物って普段何食べてるのかなぁ？」とかでもいいんだよ。一緒に見てるものに対して興味を持ってほしいなぁと思った。そういうのは感じられなかったねぇ。
正直、なんかつまらない…
と感じた。
しばらくして、歩き疲れてベンチに腰掛けた。
「今日はすごく楽しいよ」
といきなり冬田くんに言われた。
え？楽しいんだ？動物に興味なさそうだけど…
「アリンさんと一緒にいるだけで楽しいよ」
へーそうなんだ。そう言っていただけて光栄ですが、私はぶっちゃけそんなに楽しくないかな…。
そして、触れ合い動物広場に行くことに…そこで事件は起こった。
続