こんにちは。
9月初旬に乳がんの診断を受けてから、私が最も大切にし、気にかけていること、
それは、自分自身、そして家族の
メンタルヘルス(心の健康)です。
私は、心の病気は、治療をしなければ命をも奪ってしまう恐ろしい病気だと思っています。
悲しいことに、尊敬する先輩が心の病にかかり、全てを失ったり、知り合いが命を喪ってしまったり、コロナで精神的に病んでしまった学生たちの姿を見てきました。
癌の診断後、癌うつを発症する人も少なくはないと聞きました。
また、看病する家族も大きなストレスにさらされます。
うちには、多感な10代の子供たちがいるので、家族と自分の心の健康を第一に考えて乳がんの治療に挑みました。
大したことはしていないけど・・・
心の健康のために組んだこと(我が家の場合)
私
①毎日散歩をするようにしました。音楽を聴きながら、時には泣きながらそれでも毎日、散歩に出かけました。
②癌の診断について職場、信頼できる友達、家族のごく少数の人にだけ話しました。
人に話す事によって、その人の対応に過度に反応・期待したり、裏切られた気分になったり、気を使いすぎて心が傷つくことを避けました。
③ヨガ、瞑想、ご先祖様に手を合わせる。
ヨガはほぼ毎日していて、瞑想は心がざわついた時に。
ご先祖様には感謝の気持ちを伝えました。
④日記をつける
あったこと、思ったことを日記につけました。
夫
①人に話す。
夫は、私とは逆で人に聞いてもらう事によって心のバランスを保つタイプなので、私は診断を受けてすぐに彼には、「誰に話してもいいからね!」と言いました。
友達・自分の家族に話を聞いてもらう事によって、心身ともにサポートを得られていたようです。
②趣味の時間をエンジョイしてもらう。
できるだけ、時間の都合をつけて家から出て、アウトドアの趣味をエンジョイし、リフレッシュしてもらいました。
子供達(ティーネージャー)
①診断の内容をデータ、根拠を交えて隠さず詳しく、そしてポジティブに告知した。
②オープンダイアログ 質問があればいつでも気軽に聞きに来れる環境を整える。
娘は、通院の度に詳しく内容を聞いてきましたので、出来る限り全て伝えるよう努力しました。
③学校へ連絡
母親が癌告知を受け、子供達の精神が不安定な場合もあり、サポートが必要な場合もある旨を担当教諭に伝えておいた。
④セラピストの利用
繊細なタイプの息子は、少し心配症の症状が出ていたので、セラピストを利用した。縁があって、家族ぐるみで知り合いのセラピストなので、安心して任せられた。
絶対的な守秘義務があるので、私はどんな内容が話されていたかは、全く知りません。
家族全員
変わりない普通の日常生活を送ることを心がける。
子供達に告知したときに、
「自分のやりたいこと、好きなこと、夢にむかって努力すること、Things make you happyなこと」を今まで通りにやっていくことを約束しました。
子供たちの頑張る姿が私の大きな励みになっています。
とは言っても、日々、やはりアップダウンはあります。
特にコロナ感染で手術が一時延期になった時は、かなりメンタルが落ちました。
そんな時、主治医が患者のメンタルヘルスを重視し、病院に掛けあってくれ無事に予定通りに手術を受けることができました。
体のことだけではなく、心の健康も気にかけてくれた素敵な主治医に感謝です。
まだまだ治療は続きます。メンタルヘルスケアをこれからもしっかりとしていきたいと思います。