映画の話が続きますが。
先日、沈黙 -サイレンス- を観ました。
観る前はめっちゃ怖かったです
なので、恐る恐るみました(笑)
実際みた感想ですが
どっちにも感情移入ができませんでした
気持ちは落ち込みましたよ。
ズーーンって。
でも、それだけでしたね。
どちらも言い分があるんです。
お互いの立場、信念があって譲れない。
でもその信念ってなんぞや?ってところです。
絶対的な○×、善悪を持ち込むと泥沼になるのは、現代の宗教戦争も同じですね。
中世の聖戦という名のもとの十字軍の戦いもそうですし。
これからはその土俵は終わりになり、新しいステージで物事を考えていく時代なのかもしれません。
お奉行さまが、水戸黄門にでてくるような、タダの悪代官ではなかったところがよかったです。
理想論をもつ主人公に日本人的宗教観を説明し、痛いところをついてきます。
そしてキチジロー。
裏切って、懺悔して、また裏切って、コソコソ逃げ出して、でも信仰を捨てきれなかった。
弱いのか強いのか・・・。
そして、とってもとっても違和感があったのは、お奉行さまから村の長老までもが英語ができたこと(笑)
だいたい、当時は英語じゃないしポルトガル語かイタリア語じゃないのかぁ~と思いました。
歴女としては、この時代に近い時期にあった島原の乱にも興味があり調べてみましたが、それはまた後の記事にて。