9月1日リリースの新曲「灼けゆく青」は、メンバーと同世代の10代・20代が抱える
「憤り」「喪失感」「不条理」をテーマに、彼らの等身大の想いを、楽曲を通して訴えかける楽曲です。

【公式サイトより】




※『灼けゆく青』を「(コロナ禍で)失われてゆく青春」と解釈して曲を聴いています。





まず前提として私は30代、テーマから外れている世代であり
青春も謳歌できた方だと思っています(思い出の美化)





どこかこの曲を第三者的に見てしまう自分がいて
当時の自分がこの状況だったらって想像して聴いても、
「あぁ可哀想だな…」なんだよ…

外からの感想になってしまう。



このコロナ禍でも有難いことに夫婦ともに仕事は出来ている。
遠方にいる家族含めてみんな元気。
帰省したいな、旅行したいな、気兼ねなく友だちと飲みたいな、と思うことはあれど
状況が落ち着けば出来るな、と思っている節はあって。

でも10代・20代、特に学生は「今」なんだよね。
「今」出来ないと一生できない。


旅行は別に1年後でも3年後でも良いけど
高校1年生なら、1年後に高校1年生の経験は出来ないし、3年後は高校生ですらない。



上世代からこうやって「可哀想」と思われていること自体も
彼らの世代は「憤り」「喪失感」「不条理」なんだろうな…














げんじぶ初のポエトリーリーディング楽曲。

ポエトリーリーディングを聴くのは初ではないので
意外と歌ってるな!?が第一印象。

アートワークとTikTokの朗読から
もっと吐き捨てるような重苦しい感じでポエトリーリーディングするのかと想像していた。




淡々として感情が掴めない、エフェクト強めの ポエトリーリーディングパート

軽めに音を当てて語尾を伸ばさない、余韻を残さないような 歌パート




聴いて思ったけど、吐き捨てるように歌ってしまうと「今」じゃないんだよな
淡々とした感じが、青春を奪われた無気力感を表現しているようでゾクっとする

色んなことを忖度して「〇〇したい!!」と声を大にして言えない雰囲気の今、
最後の凌大くんが歌う"僕らのうた"のやるせなさが一層切ない。



( 公式の歌詞とMVが出たら、また感想書きます)