年度末から調子が悪かったFAXさん。
一日の休みもなく、お金がかかるからという理由でメンテすら受させてもらえず、騙し騙し酷使されてきた蟹工船のような日々。
ついに今日、彼の怒髪が天を衝き、フタを開けたらトナーの粉がどっと吹き出してきた。
服を払うと服が真っ黒。
顔に付いてると言われてこすると顔が真っ黒。
ふと手を見ると、手のひらが真っ黒黒。
私が動く度にどこかが黒くなる。
鳥インフルエンザ対策として会社が買っていた、WHO推奨の高級マスクを付けてFAXさんの内部を掃除機で吸った。
思わぬ場面で役に立ったものだ。
FAXさんの代替機は未だ見つからない。
彼の真の復讐は、明日から始まる。