月の裏まで誕生日のお祝いをして頂いた。 数えきれないおめでとうで私の中はいっぱいになり、ちょっとだけ泣いてしまった。 実にいい按配でぐずぐずになっていく皆と一緒に、一滴も飲まない私も脳内アルコールでぐずぐずぐずになり、ぐずぐずぐずぐず夜は更けていった。 真摯な話もバカな話も、同じ温度で語り合う。 そしてこんな風に過ごす夜を、私はこよなく愛していたりもいる。 今夜は満月。 春の夜空にしては白く白く澄んだ月だった。 このまま千鳥足で、月の裏まで走って行けそうな気がした。