昆虫を捕まえては観察を繰り返す日々。ふたりの男子達のおかげで、私も虫に興味を持つようになってくる。何年か前から、「香川照之の昆虫すごいぜ」というNHKの番組を、子供と一緒に観るようにもなった。これが、ものすごく面白い。録画して子供と一緒に見るのだが、メジャーな昆虫から、あまり名前を聞かない昆虫まで、詳しく熱く語りながら捕獲し興奮して観察する様子を見ていて、こちらまで夢中になってしまう。
最初に見たのがタガメだった。そして、バッタにアリやハンミョウ、クワガタムシにカマキリ…などなど。番組で見ていた虫を、庭で実際に見たり捕まえたりすると、これテレビで香川さんが言ってたやつだ、とまじまじと感心してしまう。これまた季節ごとにタイムリーに特集をしてくれるので、番組の後に見た虫を実際に捕まえられることも多く、番組のおかげで子供の中の虫の知識がムクムクと膨れ上がっていった。
セミを見る頃には、「香川さんが捕まえたいクマゼミ、うちの庭で獲れるから手紙送ろうか!?」と言ったりもしていた。
クマゼミ。温かい地方で主に見られるので、関西から西の方に多いが、今は温暖化の影響もあり、都内でも見ることができることがある。こちら広島の方では、クマゼミ以外のセミを見ることの方が珍しいので、初めてアブラゼミやツクツクボウシを捕まえた時には大きさの違いに驚いたものだ。大きなクマゼミ
が普通だと思い込んでいたので、後からクマゼミが大きいサイズなのだと実感したものだ。
さておき、番組を見てから庭で虫を捕まえるのを繰り返す日々。次男は2歳になる前からバッタやカマキリを素手で掴むようになり、長男は網さばきがみるみる上達し、虫を捕まえられる確率が格段に上がった。番組で香川さんが網を返すやり方をレクチャーしていたようで、「この返しが大事なんだよ!」と言いながら、今年も、なかなか見ることがでいないツクツクボウシを一発で捕獲していた。
本当に、香川照之さん様さまである。
これからも応援しています。