※社内向けです。


お疲れ様です。
魚をさばく日報でおなじみだった公家です。

今回はSGEの「Next Leader Program」の第二回のお題として
「育成で大事にしていくことは何か。またそれに気づいたきっかけは何か」について、
ブログを書かせていただきます。



生々しい話になるのですが、自分の考えとして前提に、会社にやとわれてお金をもらっている以上、
その人はプロであり、「プロ」=「何かしらでその分以上の成果を会社に返している人」であると思っています。

そして、自分ももちろんそうですが、
自分が育成する人もプロであってもらいたいと思っています。


そのうえで、自分が育成で大事にしたいと思っていることは、「トレーニーをちゃんとみる」です。

自分が誰かを育成するということになったとき、その誰かがどういうタイプの人であり、
どれくらい能力を持っているのか、を知ることはとても重要なことだと思っています。

その人がどのくらいの仕事の量であればぎりぎり頑張れて、成果を出して成長していけるのかを知り、
把握しなければその人に仕事を振るときも適切でないものになってしまい、
その人が色々な意味でつぶれてしまう可能性が高いです。(それでもめちゃくちゃ頑張って乗り越えていくことは可能だと個人的に思っていますが)

こう考えるようになった二つの理由を書いていきます。



一つ目の理由としては、自分が一年目のころを思い返すと、
自分のトレーナーは自分のことをよく見て、考えてくれていたのだろうなと思いました。

自分がまかされた仕事はかなり重かったので、
めちゃくちゃ大変で本当にできるのかなと不安になったこともありましたが、

実際にはやりきれましたし、成長できたと思っています。

今考えると、自分がその仕事を大変だけどやり切って達成できると、

トレーナーはちゃんと判断して任せてくれていたのかなと思いました。



二つ目の理由としては、今現在、初めて新卒のトレーナー(諸事情で少し遠めの立ち位置になりました)をやっているのですが、
初めて他の人に成果を出させるためにはどうすればいいのかを考えることになり、
なおかつ自分のトレーニーが自分とは違うタイプの人であることも相まって、
どうしたらいいか全く分からなかったことです。

違うタイプであれ、似ているタイプであれ、どちらにしろ自分とは違う人ですし、
環境も違うので自分とは違う成長の仕方を考えなければいけないのですが、
これはトレーニーにしっかりと向き合って、その人のことを考えなければ、答えの出せない問題だなと感じました。

しっかりと向き合って、その人のタイプや能力を知ることで、仕事の割り振りや、
トレーニーが壁にぶつかったり悩んだりしているときや、
失敗した時には次にはどう生かせばいいかなどを多少厳しくなれど振り返ったりするときに、
アドバイスをして成果が出せるように導くということが、

ある程度はできるようにはなったのかなと思います。



最後になりますが、自分が1年目の時からトレーナーになるまでを振り返って、
自分が「育成」について考えたことを言語化してみたのですが、
一言にすると「トレーニーのことをちゃんと見て、向き合う」というシンプルなものだと思います。

自分もまだまだ「プロ」としては未熟でありますし、これからもよりストイックに精進していこうと思っていますが、
それとは別に、自分がしてきてもらったように、自分を育ててもらった分の時間は少なからず、
次の世代やもっと下の世代の育成というところに時間を作っていきたいと思っています。

そして、自分のトレーニーがトレーナーになったときに、
その下の世代を育ててくれるようになって、それが続いていくようになればと思っています。