ごきげんさまです。
福岡県北九州市在住、断捨離®トレーナー講習生の笹尾和子です。
ご訪問いただき、ありがとうございます😊
夫より遅く起きた朝のことです。
キッチンに行くと、月に2回届くお花の束が紙に包まれたままシンクに立てかけてあり、シンク横の台には、ところ狭しと花を挿したままの6つの花瓶が並べられていました。
その日は、49日法要まで飾られている義母の祭壇用に、週に一回取り換えられるフラワーアレンジメントも届く日でした。朝、取り換えに来られる前に、フラワーアレンジメントの中で元気な花を抜いて、仏様の別の花瓶に挿しています。私が起きて来た時点で、すでに祭壇用のお花の取り換えが済んでおり、夫は私がしていたのを見て、元気なお花を抜いて、別の花瓶に挿すこと、まではしてくれていました。
生花を挿していると、水替えが必要になります。毎日入れ替えるのが理想ではあるのですが、切り花活性剤を入れることで、花の咲きが良くなり、長持ちもし、水替えの頻度も減らせるので、私は切り花活性剤を愛用しています。
お花の水替えをすると同時に、傷んだ部分を取り除きながら、残った花でアレンジし直しながら花瓶に挿していく作業は、楽しいです。今は花瓶の数も多いので、やり始めたら日によっては1時間近く作業することもあります。
その日は、キッチンに入る前に、遅く起きたなりのブランチに何を料理するのか、シュミレーションしてイメージを膨らませていました。そこにシンクのお花と花瓶の列がどーんと目に入った時のなんとも言えない気分。驚き、責められていると感じての圧迫感、ムカつき・・義母の祭壇のことなんだから、たまには夫がしたとしても責められるいわれはないんですけど・・と、言葉が溢れそうになる感覚。
何も言わない夫に、普段通りに朝の挨拶だけして、私はブランチも作らず、身支度をして予約していた美容室に出掛けました。美容室に出掛ける、というと夫は「聞いてない」と言いましたが、夫が一緒にいる時に、車で待ってもらって予約をしていたので、「予約した時に言いました」と言いおいて、私はそのまま出かけました。
美容室で担当してくれているのは、71歳のあやさん、定年退職後にバッサリとショートに切ってくださった方です。6月末で今のお店をやめるということを、予約した時に他の美容師さんから伺っていたので、今までのお礼を伝えたり、これからのことを伺ったり、あやさんのこれまでの美容師さんとしてのお話、そして話は断捨離のことに移り、私はおしつけがましくならないように口調に注意しつつ、断捨離のこと、やましたひでこさんのこと、「ウチ断捨離しました」のTV番組のことなどを語りました。
語りながら、断捨離したい、という気持ちが強くなりました。家に帰って、すぐに花瓶の水替えとお花のアレンジをし直し、新しく届いていた花を花瓶に挿す作業に取り掛かりました。ソファで寛いで、すでに晩酌しながらプロ野球を楽しそうに見ている夫が目に入り、思わず「今日は私がお花のことはするけど、今朝のようなことをされると、次はしないから。朝、起きてキッチンに来てあの花瓶が並んでいるときのショック、わかる?相当むかついたんよね。」と言うと・・言いながら、不機嫌が口調に出ているなぁと感じていました・・「遅くまで寝とう方が、どうなん!」という不機嫌な夫の言葉が返ってきて、夫はそのまま立ち上がり、自分の部屋にこもってTVを見始めました。
お花の作業を終え、次に取り掛かったのは冷蔵庫の断捨離です。野菜室を全出しし、プラスティックケースを引き出して丸洗い。ケースを引き出した跡の本体にこびりついた汚れを根気よく取り去り、食べたい野菜のみを残して、一目で何が入っているのかが見えるようにしました。
冷蔵庫本体も同じ手順で断捨離しました。2時間以上、冷蔵庫に取り掛かっていました。開けるたびに、断捨離Ⓡトレーナー講習生として、この冷蔵庫はまずいだろう、とモヤモヤしていた気分は、どこかへ飛んでいきました。
その日は、料理する気力がなかったのでお弁当を買って帰っていたのですが、お皿に並べなおして、おかずを幾つか作って並べ、夫に声を掛けました。遅い夕飯は、一応夫婦揃って。いつもより静かに食べました。
我が家は、私の定年退職前の9か月間、先にリタイアしていた夫が、専業主夫をしていた時期があります。私は前日までに食事のメニューを考えて買い物リストを作り、そのリストを参考にしながら夫が買ってきた食材を使って料理をし、後片付けとシンクを磨くこと、トイレを毎日拭き上げることを担当していました。それ以外の家事は夫がしていました
夫はキレイ好きで几帳面なところがあり、規則正しい生活を好み、ルーティンを組んで計画的に物事を進めることが得意です。冷蔵庫を整然とした状態に保ち、家中の換気扇を定期的に掃除し、お風呂掃除は最後に入った人が簡単掃除を毎日しますが、月に一度は夫が徹底的に細かい所までキレイにしていました。洗濯に関しては、干し方に物申したい時もありはしました。が、私はひたすらお口チャックをし、家事をしてくれる夫への労いと感謝の気持ちを言葉で伝えることを心がけていました。
私が定年退職をした日に、受験生活に突入するので家事分担は変わりません、宣言をしたこともあって、(夫は、えーっと言葉を発し、私は笑顔でスルー)、しばらくは夫の主夫生活は続いていました。私の受検が終わった頃から、徐々に徐々に、夫は家事から手を引いていきました。
それでも私が頼んだり、夫が気がついた時には、例えば冷蔵庫の整理などは夫がしていましたので、私は気にはなってはいても、冷蔵庫に手を出すことはしていませんでした。分担がはっきりとしている家事以外は、気がついた方がやる、というなんとも曖昧な状態が続いています。
お花の水替えも、私としては分担が曖昧な領域だと思っていたのですが、夫側から見ると、完全に私の分担だという認識があったようで、その認識の齟齬から、今朝のできごとが起こったようです。
現役時代は無趣味に近かった夫も、最近では庭に小さな池を作ってめだかを飼いはじめたり、他にも熱心に取り組む趣味も出来て、外に出ることやPCの前で学んでいること、作品制作に取り組んでいることも増えてきました。私も断捨離関係やアイビーマッピングの関係、アドラー心理学関係や野村哲也さんのツアーへの参加、昔の同僚さんや古い友人たちとの交流等々、出掛けたり、zoom参加や録画視聴等々の学びの時間、毎日のブログ書きで自室に籠る時間も増えてきています。
お互いにゆとりのある時間を作って、家事の分担について、一度話し合う必要がありそうです。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
これからの断捨離®トレーナー講習生としての歩み、新人アイビーマッピングマスターとしての歩みを見守っていただけると幸いです。
どうぞよろしくお願い申しあげます🙏
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