こばやしりえ断捨離チーフトレーナーが先導されている断捨離マラソン2020、本日のお題は「時計·カレンダー 時との関わり」です。

家にある時計とカレンダーを数えてみました。時計はリビングダイニングキッチンに3つ。寝室に1つ。リビングダイニングキッチンでは、どの方向を見ても時計が目に入るように置いています。朝はこれにテレビに映る時刻が、時計としての役割を果たしています。

カレンダーは、壁掛けは1つもなくて、小さな置き型の書き込みが出来るカレンダーを使っています。これは、夫が買ってきて二人の、特に休みの日の予定を書くことにしています。

今日は大きな「ことの断捨離」をしました。私には40年来の友人がいます。昔からお金にルーズなことは知っていましたし、借金話をよく聞かされていました。6年前に頼んでくるまでは、私には一度も借金の申し込みをしてくることはありませんでした。状況が変わったのは、6年前に次の日までにお金を入れなければ、家が借金のかたに取られる、という友人の話を聞いて、思わず貸してしまったことでした。それから2~3年の間に彼女に貸したお金(もちろん無利子)は、かなりの金額に膨らんでいました。

ここ数年は、私のお金が尽きたと思ったのか、そんなに頼んで来ることはなかったのですが、それでも数回は、彼女のいついつまでに絶対返すから、という言葉を信じて貸しました。一度も返してもらったことは、ありません。その話を聞いた夫からは、二度と貸さないようにと強く言われていました。

今日、半年ぶりにお金を貸して、と切羽詰まった話つきで、電話をして来ました。断ったのですが、1時間半の道のりを運転して家の近くに来てしまいました。夫に内緒で、と言われたのですが、それは嫌だったので、家に来て夫に交渉するように彼女に言い、彼女はやって来ました。一応、お金は用意していました。

夫は挨拶はしたものの、同じテーブルにはつかずに、背を向けたソファーに座ってテレビを見続けました。テーブルに座らないの?と聞く私に「お金は貸さないって、言うだけだよ。」と言いました。友人は夫の様子を見て、諦めたように首を振り「ダメダメ」と小さく囁きました。

割りとあっさりと交渉すら諦めた彼女にも驚きました。あの切羽詰まった話は、ひょっとして、夫の読み通りの嘘だったのかしら?と思える程でした。

ひとしきり話をして、彼女は帰って行きました。

彼女が帰ったあと、ごめんね、と謝る夫に、私も謝りました。

夫は、精一杯、私を守ってくれたのだと思います。私も彼女に断る時に、「私にも守るものが出来たってことだと思って」と言っていました。

鬱で弱っていた頃に、長電話で私を癒してくれたのは、この友人でした。夫からは、弱っていた時に付け入られたのだと言われました。お金を貸したことを除いては、彼女には感謝しています。

今日の出来事は、時が流れて、私を取り巻く状況が変わったことを象徴していると思います。夫への信頼と感謝は増しましたし、今日のことを通して、夫婦の絆は強くなったのではないかと思います。

長文、最後までお読みいただき、ありがとうございました。