9月27日。
いよいよ母の変形性股関節症の人工股関節置換手術当日の
朝を迎えました
「14:00頃開始になりますので、ご家族は大体
12:00頃に来て頂ければ大丈夫ですよ」
と看護師さんに言われていたので、12:00を目安に病院に行き
ました。
病室に入ると母は手術前で絶食のため、水分補給の点滴をされて
いました
「調子はどう大丈夫
」と聞くと、
「うん。お腹すいた・・・」
という返事が返って来たので「これは大丈夫そうだな」とひと安心。
結局、前の方の手術が予定時刻より遅れているということで、
14:00を回ってもなかなか母は呼ばれませんでした。
よし頑張るぞという母のテンションがすっかり下がった16:15分。
やっと看護師さんからお呼びがかかりました。
車椅子を持ってきてくれようとした看護師さんに断って、点滴を引き
ながら母は手術室まで歩いて行くと言いました。
長年歩いてきた自分の足の感触も最後だもんね
切ない思いで見送る私たちに「行ってきまーす」と元気に手を振って
手術室に入っていった母
3時間を予定しリカバリーに1時間計4時間を予定していた母の手術も
5時間かかり、そしてリカバリー室から出てきたのを計算すると約6時間
かかりました。
知り合いの中では「足の手術だからね・・・」と軽くいう人もいましたが、
大変な手術だと思います。
このブログにたどり着いて下さった方の中にも変形性股関節症で周りに
深刻さが届いていない方もいらっしゃると思います。
うちのは父が自分のことは人一倍騒ぐのに人を思いやれないタイプの
人間でした。
妻は元気で当たり前というような考えがあるので、ここまで母の足が
悪かったこと自体青天の霹靂といった様子でした
なので、母の足が痛くても、重い荷物を代わりに持ったり接骨院を勧める
程度で真剣に手術をするように勧めたりはしてくれませんでした。
母の世代では周りに気遣って我慢してしまう人が多いのかもしれません。
誰にも手術が一番の選択ではないと思いますが、大きな病院でちゃんと
した検査を受けるのは必須です。
母のように我慢をして言いだせない人が少しでも減ってくれたらと心から
願っています。
Ayuko