講演会「子ども・若者 自殺の現状と課題」を聴いて からの続き
自殺は G7(先進 7か国)でも若年層の死因の上位を占めるが 1位は日本だけ。
上記の資料は、韓国も 1位であることを示しているが、韓国はG7に入っていないので、あくまでも「参考」である。
韓国は人口が日本の約半分なので、人数は少ないが率は日本とほぼ同じ。
韓国のアイドルの自殺のニュースはよく聞く。
余談だが、アメリカの事故死亡者数の多さに驚く。
銃乱射は事故に入るのだろうか・・・
では、その原因は何なのか?
「高校生の心と体の健康に関する意識調査報告書 ~ 日本・米国・中国・韓国の比較 ~」を読み解くと、他国と大きな違いが現れていたのは自己肯定感の低さ。
特に「自分は優秀だと思う」「私は価値のある人間だと思う」「私は自分に満足している」という項目に関して、日本は米中韓に比べて著しく低い。
自殺のリスクが高まるのは、以下に示すように「生きることの促進要因 < 阻害要因」が成立した時。
「自己肯定感が低い」は、生きることの阻害要因である。
なぜこのように自己肯定感が低いのか、についての言及はこの資料にはない。
しかし、対策は示されている。
対策は、教育の現場で SOS の出し方を教えること。
1人で抱え込まずに「助けて」と言える勇気を持つことを教える。
講演者である清水さんは、聴講者に問いかけた。
「最近、ワクワクドキドキは何回あった?
子供たちは大人の背中を見ている。
ワクワクドキドキ、イキイキしている大人を見ていたら、子供は自分もそうなりたいと希望を持つ。
困っている人が、いつも助けられる様子を見ていたら、子供は自分も助けようと思うし、自分が困っても助けてもらえると安心する」