◆ 妙義筆頭岩と木戸壁右カンテ登攀
<2019年4月13日~14日>
今回はドタキャンが入って参加者は八王子の歌川さん1人のため、時間的余裕がたっぷりありました。
妙義の筆頭岩は本番といわれるクライミングのルートの中では最も優しいマルチピッチの体験が可能です。
中ノ岳神社の駐車場から10分ほど車道を戻り筆頭岩を目指して尾根をさらに15分ほど登ると取付きです。
優しい階段状のルートを3ピッチでナイフリッジを超え、切り立った壁を直上して5ピッチで終了。
前回まではなかったのですがピークに松ぼっくりで飾り付けをした「ひっとう岩826m」と書かれたプレートが括り付けられていました。この癒しの犯人はたぶんセンスの良い女性だと思います。
10mの懸垂と、40mいっぱいの懸垂下降で終了。
今回は歌川さんと相談の上、宿泊は妙義神社前の旅館(格安)です。乾杯のビールも夕食時の生ビールもサービスで最高でした。
翌朝裏妙義に移動し旧国民宿舎「裏妙義」駐車場で準備の後、木戸壁に向かう。
先行の若い2人パーティの後に続くが、ピッチごとのロープ処理などに時間がかかり、結構待たされます。
歌川さんも特に問題なく楽しんでいる様子。5ピッチで終了、同ピッチの懸垂下降も、途中後続のパーティとのすれ違いも割とスムースに行き、無事取付きに戻りました。
お疲れさまでした。
★ 妙義 筆頭岩と木戸壁右カンテ
東京都 八王子市 歌川克人
筆頭岩は何処から見ても筆先そのものだが、さくらの里駐車場あたりからは大小二つのピークになっているのがわかる。このピークを繋ぐ鞍部がのちにスリルを十二分に味合わせてくれる剣の刃渡りらしい?
さくらの里駐車場前からのアプローチに先生から落石注意の声が何度もはいる。足下は車道までスッパと切れ落ちている。落石どころか自分が落ちないか足元がすくむ。傾斜の緩い1ピッチ終え、2ピッチ目から立木も消え高度感もある。どうもこのルートは穂先でなく薄っぺらいリッジ状みたい。小ピーク手前で3ピッチ目のビレーをするがピークからは先生の姿は見えずどうなっているのか?
難しいところもなくピークまでのぼりつめる。目の高さに先生がいるが、そこから先は両側切れ落ち幅1メートルもない下りのリッジ、スリルを超えた恐怖心でへばりつきクライムダウン、鞍部で向きを変えようやく正常な体制へ。ここと次の垂壁ピッチがこのルートのハイライトらしい。古い鎖が垂れ下がった難しくはないが高度感のある壁を登り、簡単な最終ピッチを登り頂上へ。妙義全山をはじめ雪の付いた荒船山、でも西上州の山々はどれがどれやら?
下降はまず10mの懸垂、直人君が以前リングボルトで補強した支点で安心して降りられるが着地点のバランスコントロールが難しく先生のバックアップで次の下降点まで何とか降りる。最後は40mの懸垂で基部へ。帰りは筆頭岩を巻くように砂礫の踏み跡をたどり、元来たアプローチを下るが目の焦点が合わず怖くてしょうがない。でも予想以上に快適な気候で無事下山。さくらの里の桜はまだ開花していなかった。テント泊の予定だったが先生の提案で妙義神社参道わきの東雲館へ投宿、まだ明るいうちから宿前で乾杯。ご苦労様でした。
朝食をすまし裏妙義国民宿舎(閉館)の駐車場に車を止め丁須の頭への登山道を40分くらいたどり木戸壁の基部へ。妙義山は全山岩山だが岩がもろく右カンテは数少ないクライミングルートだそうだ。ボコッと突き出たホールドが多く一部を除き登り易いが、ひとつの支点にあまり体重を懸けないほうが良いとのこと。
1ピッチ目いつものことながら体が硬くぎこちない、フェース状15m少し苦労しながら登る。先行パーティーがおりペースが上がらないが明るく開けた岩場で気持ちがいい。2ピッチ目終了点に回り込むところが高度感もあり緊張した。3ピッチ目はリッジを右ホールドにして快適に松の木テラスまで登る。次は核心部とのこと。バンドを右上し、ものすごい高度感を感じながら、かぶり気味をエイ、ヤッで越えカンテを快適に直上、本来30mくらいのピッチらしいが先行パーティーが手前の懸垂支点でビレーしていたのでそこで4ピッチ目を切る。ホールドの豊富な最終ピッチを登り下降に移る。
懸垂5、6回とのことだが登りのルートとほぼ同じなのでパーティー交差がポイントとのこと。今回も後続が外国人交じりの3人パーティーだったが松の木テラスで交差出来たため、あまり時間をかけず降りられた。でもいつまでたっても懸垂うまくなれないです。
今回は二種類のマルチピッチが楽しめ?ました。
一つは優しいが恐怖の?岩稜登攀。そしてマルチの基本を覚えられたオーソドックスな?木戸壁右カンテ。安全とシステムを教えてくれた先生ありがとうございました。
最後に大人の休日俱楽部活用させてもらってます。