早春を代表する植物、梅と福寿草です。それぞれの植物の説明を広辞苑第五版で調べてみます。

「『うめ』バラ科サクラ属の落葉高木。中国原産。古く日本に渡来。樹皮は黒褐色。早春、葉に先立って開く花は、5弁で香気が高く、平安時代以降、特に香を賞で、詩歌に詠まれる。花の色は白・紅・薄紅、一重咲き・八重咲きなど多様。果実は梅干あるいは梅漬とし、木材は器物とする。未熟の果実を生食すると、しばしば有毒。ブンゴウメ・リョクガクバイなど品種多数。(後略)」
「『福寿草(ふくじゅそう)』キンポウゲ科の多年草。アジア北部に分布し、日本の山地にも自生。縁起のよい名称と、花の少ない時期に咲くのが珍重され、正月用の花として広く栽培。太い根茎をもち、地上茎は高さ約20センチメートル。葉は羽状複葉。早春、葉に先立って黄色の美花を開く。東京付近の野生のものの開花は4~5月。園芸品種も多い。有毒。根は強心薬となる。元日草。」

 我が家には、昔、梅の木がありました。父が植えたもので、白い花が咲き、たくさん実のなるものでした。増築した時にやむなく切ってしまいました。その頃から、果樹はなくなったようです。
 福寿草は一度途切れましたが、毎年美しい花を咲かせてくれています。今年も、この「梅に福寿草」の色紙を飾って、梅を偲びながら福寿草の開花を待ちたいと思っています。