故人を偲ぶ | あな吉手帳でもっと自分を好きになる~木かげの日々

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みつばあちゃん。平成26年3月5日。享年82

先日亡くなりました。

葬式や仕事やなんやらで忙しく、悲しむ間もなく時間はどんどん流れいく。

ので気持ちに区切りをつけるためにも私の中で故人を偲びます。



あまりに突然で、家に入ると居る気がしてつい姿をさがしてしまうのだけど。

遺影をみて「こんなところにいたのか」と笑ってしまう。



「誰の手も煩わせずに最後はポックリいきたい」

ばあちゃんたっての願いでした。

有言実行。かっこよかった。


ベットに寝たまま苦しむこともなく、妹が声をかけた時はまだ温かくて
本当に寝ているようにしか見えない安らかな顔をしていました。


勝ち気で元気が良くて誰もがビックリした出来事だった。
前日も一日中畑の草むしりをしていたし。


そんなばあちゃんには数々の武勇伝がある。

働くのが好きでなんでも器用だった。

去年、木に登って剪定して近所の人から心配されてた。
(当然家族はいつものことなので心配なし)

アサに琵琶の木の登り方を教えていたのもばあちゃん。


80歳の時だったと思う。側溝のふたを1人で持ち上げた。
こっちのほうが腰抜かしそうだったよ。

梅干し、白菜、大根、高菜、漬物すっごく美味しかった。

高校の時によく作ってくれた「栗餅」は友達と一緒に何個たべたかわからないほど美味かった。

足が早いのが自慢で、二人三脚で小学生だった妹を引きずり回した過去がある。

「庭をジャングルにして」の母の要望に答えるべく、
蚊がいっぱいの立派なジャングルが出来上がった。

草むしりが瞬間移動のように早い。

野菜がいっぱいできると「友達に持って行け」と必ず言ってくれた。

スイカ割りを本気で楽しんでいた。

去年までお米も作って車にも乗ってた。
子供のお迎えをたのんで友達に誰がくるの?と聞かれて、ひいばあちゃん。といったら
ウケた。

誰かが怒られる時はいつも見方してくれた。

親孝行は年の人から順番に死ぬこと。と教えてくれた。

花が好きで少しくらい体調がわるくても庭に出ていれば調子よくなってた。

虫は平気で手でつかまえるくせに子猫が苦手で叫ぶ。

ある日、朝食を食べていたら天井からクモが下りてきてばあちゃんが
スッと捕ってポッケに入れて上からパーンとたたいて
「よっしゃ!今日は縁起がいい」って言った。
(朝クモは縁起がいいらしい・・・)
私と妹はポッケの中が今でも気になる・・・


口調が激しくて、いっぱいケンカもしたけど
いなくなってから思い出すのは楽しそうに笑った顔ばかり。
そして謝ることをしなかったけど、
両親が離婚したときに一回だけ謝ってくれた。
後にも先にもそれ一回だけだったからその時の真剣な顔を鮮明に覚えてる。

「立ってるものは親でも使え」と教えられて育ったので
大人になってからもあたりまえのように頼りっぱなしだったなー。


お葬式の日は、天気雨で。

「見てみ。天気雨はキツネの嫁入りじゃー。」といって嬉しそうに空を眺めるばあちゃんを
思いだし、涙があとからあとから溢れ出た。


昨日話した人と今日は話せない。

わかってはいたけど、こーゆーことなのか。と思った。

そして、家族・親族・友人・知り合いに感謝。いっぱい助けてもらった。


ばあちゃんの死で学んだこと。


ばあちゃん、ありがとう。