男女の友情♪

夕方17時東横線が人身事故のため一時間ロス。

オンナは今日もため息をついた。

自分の背丈ほどある紙を持ち歩くのは楽ではなかった。

オンナが書道家だとは誰も気付かなかった。




オンナが益々最近考えること。

男女の友情はあるものか…

『好意をちょっとでも持ってしまった時点で男女の友情はなくなるんだよ。』

私の好物を嬉しそうに作る母親のような笑顔で母親のような言葉を言う彼女は妊娠9ヶ月になったばかりだ。





一期一会。

人は人との出会いを通して心が豊かになるもの。一期一会を大切に。

大切にしていてもある日突然いなくなる。
それは自然なことなのか。オンナは自分の気持ちを言葉で表現するのは苦手だった。
ペンを持って自分の思いを紙に書くのが習慣付いてた。
いつの日か人の気持ちを豊かに出来るような作家になりたいと思う気持ちが芽生え初めていた。
でもそれを言えないから今日も思いを紙に託した。





西川の掛け布団とコラボしてジャパネット高田で金利手数料ゼロにするのはどうかと悩んだ。

が、その時！





『ご飯出来たよ～』

二階から事務局長の声が聞こえたので、諦めた。





オンナが書く作品はいつも男性作家だと思われた。

個展の時は受付のお姉さんと間違われることにも慣れていた。

威風堂々と男女の友情あったっていいじゃないか。





土を積んで山を作るが如く努力を重ねて志はあるが心もちは流水のさっぱりして駆け引きしない。

わかりあえない時もあるだろう。いつかわかりあえる時が来る日までその思いは紙に託すことにした。





お互い成長しあえるかけがえのない仲間のために今日も書きつづけた。







紅華より。