2023年3月10日

 

伊藤病院に検査結果を聞きに行きました。

「嫌な予感」もあり、気になって、

朝早くに行きましたが、それでも凄い人でした。

 

診察室に入ってすぐに

C先生「針を刺す検査で、乳頭癌が見つかりました。」

自分「あ、そうですか」

C先生「詳しくは外科が専門なので外科で説明しますので」

自分「え?ここの何科ですか?」

先生「内科です。」「内科的には橋下病です」

 

あ、、、そうですか、色々聞きたい事はありましたが

詳しくは外科で、と言われたので何も聞かず、退室。

 

癌である事は、冷静に受け止めたのですが

癌の大きさもステージも転移しているかも何も分からず、

ここから外科の診察までの時間は、正直、生き地獄。。


診察室で、PCの電子カルテが見え

「LINEへの転移の疑いあり」という文言が見えてしまい、、、

これって、リンパ?リンパに転移していたら、もう身体中にまわっている??

という、事前知識がない分、一般的な癌をイメージし、一気に不安になりました。

 

外科も凄い人で、座る場所もなかったので、

一旦、病院外に出て、相談していた数人の知人に電話をしました。

やっぱり「癌」だった。。。

一人の知人が、驚いて

「え?手が震えている」と言ったのを聞いて

やはり、「癌」という言葉は、癌の種類を問わず、

まだまだ不安を与える病気なんだと思い

最小限の人にしか、伝えないと決めました。


伝えた人には、心配してくれているので

経緯毎に状況説明をするとなると、同じ話を何度もし、

手術前に自分の負担が増えるので、

手術が終わってから伝えるのもありかと思います。

 

1、2時間待ち、外科の診察では

D先生「左葉に1.4センチの甲状腺乳頭癌、

左リンパ節が腫れていて、リンパ節でも乳頭癌1.2センチの転移の疑いが見つかりました。

 

D先生「甲状腺乳頭癌は、凄くおとなしい癌で、

甲状腺癌の中でも比較的多い、頻度の高い癌です。

9割が乳頭癌、原因は分かりませんが、

年齢も子供から大人まで出来るので幅広いです。

家族にいらっしゃいますか?、、いないです。。

本当に進行がゆっくりなので何年も前からあったと思います。

骨や肺に転移する可能があるので調べますが、

おそらく大丈夫かと思います。

入院日が決まったら調べます。

右リンパ節は良性。


治療法は、甲状腺全摘出、リンパ節を手術で切除します。手術を急ぐのであれば、伊藤病院では3ヶ月後」

 

自分「リンパへの転移が不安なんですけど、、、」

 

先生「ステージは4段階の内、ステージ1です。

これで死ぬとかは、ほぼないです」

 

自分「傷はどのくらいでか?」

 

先生「傷は、鎖骨から指の1本上を切ります。

もし傷が気になるなら、内視鏡の手術があり、

伊藤病院ではやっていないので

日本医科大学でやっています、

考えるなら、お手紙書きます。

ただ、リンパ節転移もあるので、出来るかは、

日本医大で聞いてください。

日本医大に行くなら、伊藤病院の診察は今日で終わりです。」

 


癌が身体の中にあるのが気持ち悪く、

出来るだけ早く手術をしたい気持ちが強くあり、

日本医大で内視鏡が出来るか分からないので、

紹介状をお願いすると同時に

その日の内に、伊藤病院での入院手続きも行う事にしました。


https://www.ito-hospital.jp/05_guide/03_1before_hospitalization.html


 

入院について問い合わせると

伊藤病院は、病室の空き状況次第で、手術日程が決まるようです。


1番高いA室なら税抜4万、税込4万4000円で1ヶ月後、

2番目に高いB室なら税抜3万、税込3万3000円で2ヶ月後ということで、

高いですが早い順番のA室で予約。



手術内容により金額が変わるようで

甲状腺腫瘍(全麻酔)7日間の入院で、

A室は49-56万円という概算金額でした。



手術の執刀医は、入院当日に分ります、

といことで、担当医、執刀医はこちら側では決められませんでした。

担当医、執刀医がこちらから希望が言えないのは、

正直、不安でした。。


手術日は4月中旬になるので、

1ヶ月前という事で、手術前検診が必要になり

その日のうちに、再度、血液検査、

地下で、CT検査、X線検査を行いました。


結果は3週間後に送付という事で、

茶封筒に自宅住所を記し、売店で切手を買って貼り、

病院内ポストに投函。


当時、コロナ禍により、

入院中、面会は禁止、荷物の受け渡し禁止、外出禁止、売店は3月末に閉店でしたので、

1週間分の荷物は完璧に用意しないといけない、

コンビニに買い出しにも行けないので、

悩みながら、何を用意するか考えていました。

 

一日で、告知を受けて、入院手続き、入院前検診を受け

帰宅後は、最小限の家族と知人に連絡をし、

1ヶ月後の入院、手術に合わせて、

「少し入院と手術をします」と言った理由で

4月中旬の仕事の調整を各方面にしたり、

と目まぐるしい一日で、泣く暇もありませんでした。