バトルから数日。ワタシの心も落ち着きを取り戻してきた。


あの時、小姑が繰り返し言っていた言葉。


「私はこの家の娘だ!」

「娘だからこの家(義実家)にいつか絶対帰ってくるって思って生きてきた。」(←明らかに考え方がおかしい!)



バトルの時、一時小姑が中座したのだが、その際にワタシは皆の前で思わず口にして言った。

「あの人(小姑)は、結婚してもなおこの家の娘という考えを持ち続けている。それがこれまで全ての問題の根本的な原因だ。結婚したならどうしてと家庭を築いて行こうと考えないのか!」


これまでというのは、ワタシにとっては、この相続問題もあるが、小姑が実家に入り浸って精神的負担を負わされたこと。ブラコンなこと。その他いっぱいあるが、それについては述べなかった。


結婚してこれまで、ワタシがここまで強く物事を言う場面を親族は見たことなかっただろう。

いつもニコニコ(ヘラヘラ?)していた嫁が皆の前で

ここまでいうなんて。

もしかしたら驚いていたかも知れない。

でも、この時のワタシはもう、人にどう思われるとかどうでもよかったのだ。


ワタシの言ったことを聞いて小姑夫も深く深くうなずいている。

これまでの小姑夫小姑と夫婦をしてきて、どれだけ辛い思いをしてきたのか、垣間見た気がした。




もう、これで堂々とワタシ小姑がキライと親族の前で態度に示しても、誰も責める者はいないだろう。それほどのことを小姑は我々にしたのだから。



小姑は、ワタシを含め誰の事も信じていない。

そんな人間は誰からも信じてもらうことはできないだろう。

相続で、自分の思うとおりに手に入れたとしても、

誰からも信じてもらえない人生は

資産がどんなにあっても不幸なことではなかろうか。