「ねえ、陽菜言わなくてよかったの?」

 「うん、なんか、陽菜が邪魔しちゃ悪い気がして」

 「そんなこと、、、」

 「あ〜早くおわんないかな」

 「そんなになんでもあるの?」

 「すごいよまじで!超豪邸だから、、まあ大島財閥の跡取りだしね」

 「えっ?」

 「あの五人、全員、財閥の跡取りだよ」

 「えっ!秋元グループ、増田財閥、宮澤グループ、高橋グループ、大島財閥?」

 「そう、まあ、本人の前でその話はしないでね

  特に優子、、、機嫌が悪くなる」

 「えー、峯岸なら自慢するのに」

 「まあ、いいことばっかりじゃ無いからね」

 「でもさ、陽菜思ったけど、その割にみんな自由じゃない?」

 「なんでもこなすし、親の期待を裏切らないからね

  すごい努力してるんだよ、、、甘やかされてるのもあるけどね、、、

  だって、後継いなくなったら大変でしょ、、、

  だから、やることはやらせるけど他は自由にさせてるんだと思うよ

  特に優子は飽きやすいし、自由を欲してるからね、、、、」

 「へえ、お嬢様も大変なんだね」

 「陽菜知らなかったよ、、、なんで、一時期あのマンション住んでたんだろ」

 「・・・・・」

 「あっちゃん知ってるの?」

 「・・・・」

 「教えてよ」

 「・・・ごめん、それは私からは言えない、、、ごめんね」

 「そっか、、、、」

 「ねえ、もう1時間経ったんじゃ無い?」

 「本当だ、じゃあ、いこ〜」

 

=生徒会室にて=

 「終わったー?」

 「!!あっちゃん、ノックくらいしてよお」

 「あー、ごめん、ごめん」

 「終わってるよー、十分前くらいに」

 「じゃあ呼びにきてよ」

 「いや〜、集中しすぎて疲れた、、、後、、それ」

 佐江が指差したそこを見ると

 ソファで丸くなってる何かがあった

 「優子、寝ちゃったんだ、、、」

 「一番量が多かったのに一番に終わって、そのまま」

 「さすが! 寝てると本当に幼いよね、普段もだけど」

 「陽菜もそう思う」

 

 そしたら、あの4人が顔を見合わせた

 「なあ、小嶋さんに聞きたいんやけど、優子の知り合いやろ」

 「・・・・・」

 「わー、なんで気がついてんの?」

 「ちょっと、みーちゃん」

 「敦子、うちらの説明終わってるっスか」

 「うん、ごめん、勝手に話しちゃった」

 「いいっスよ、どうせすぐにわかることっス」

 「あっちゃんに聞いたと思うけど、佐江たちは財閥とかグループの跡取り

  つまり、人間観察にはたけてるわけ、、、優子は除いて」

 「いや、優子もビジネスとかになるとすごいんだけど

  日常生活はまるで、、、、超がつく鈍感だから」

 「で、知り合いなんやろ」

 「・・・・まあ、はい」

 「へえ、やっぱり君があの陽菜ちゃんなんや」

 「あのって、、、」

 「優子が言ってたよ、、優しくて可愛くて、大好きだったって」

 「陽菜が優しいなんて、、、優子ちゃんにだけじゃない」

 「ちょっと、みーちゃん」

 「あはは、陽菜ちゃんは優子のことが好きなんだ」

 「・・・・/////」

 「ちょっと、才加デリカシーなさすぎ」

 「いいですよ、そうですから」

 「やっぱり〜、、、、ごめんねー優子も多分好きなんだろうけど

  本人が気がついてないからね」

 「優ちゃんが陽菜を好き?無いですよ」

 「にゃんにゃん、そうだと思うよ」

 「・・・・////・」

 「でも、あそこで知り合いって言わないでくれて助かったっス」

 「なんで?」

 「陽菜ちゃんとの思い出はいい思い出だけどその後色々あったから、、、」

 「ごめんね、内容は言えないから、、、」

 「あっちゃんもそう言ってましたから」

 「ねーさっきから気になってたんやけど、敬語やめへん?」

 「そうっス、同級生っスよ」

 「じゃあ、そうする!」

 

 「ふわあ〜、佐江たんたち終わった?」

 「優子起きたの?」

 「わあ、赤ちゃんみたい、可愛い、、峯岸ほしい」

 「あははは、だよね」

 「優子、行くっスよ」

 「佐江ちゃん、、」

 「はいはい、ほら、おいで」

 「ん〜、眠い、、、、」

 「抱っこで、帰るの?」

 「あ〜これいつものこと、優子は寝起きが悪いから

  後、いつもの倍甘えん坊になる、、、可愛いから許されるけどね」

 「じゃあ、いこっか」

 「優子の家の車が来るのに本人寝てるよ」

 「かわええな、、、妹に欲しいわ」

 「もう、妹みたいじゃん」

 「まあね」

 

=外=

 「おっ、もうきてる、、優子!起きて」

 「んんん〜、あい」

 「あいって子供やん」

 「有華うるさい!」

 「優子お嬢様、お迎えにあがりました」

 「あ、ありがと、今日みんなも行くから」

 「かしこまりました」

 「ねえ、あっちゃん峯岸たち今からこのリムジン乗るの?」

 「そうだよ、じゃあ、のろっか」

 「ねえ、島田、今日パパ帰ってくる?」

 「今週末には帰ってくるかと」

 「そう、、、ありがと」