Sae side

 

 才加がよけいなこといったから優子が考え込んでるじゃん

 

 「優子!優子」

 「ん?なに?」

 ここは話題を変えないとね

 「優子が入学すること他の人は知ってるの?」

 「ん〜、知らない、指原〜」

 「ちょっと、優子ちゃんさっき説明したじゃないですか」

 「ごめん、興味なかった〜」

 「ちょっとえっえっとですね優子ちゃんが入学することは知ってるらしいです。

  だから、今年は主席の挨拶がなくなったらしいです。優子ちゃん有名だから」

 「ふ〜ん、だって、佐江」

 「そうなんだ、てかさ、優子仕事以外にもう少し興味示してよ」

 「そうですよ、佐江ちゃんもっと言ってください」

 「さ〜し〜は〜らむっ

 「だって、優子ちゃん指原の話ほとんど聞いてないんですよ」

 「あはは、それは私も同じだから」

 「佐江ちゃ〜んえっ才加ちゃん助けてくださいしょぼん

 「あはは、指原はいじりがいがあるよな」

 「ちょっと〜、でも佐江ちゃんより頭いいですからね」

 「ね、なんか指原に負けてるって思うとむかつく」

 「あはははは」

 優子が笑顔になって良かったよ

 

 「着きましたよ」

 「うい〜」

 「めんどくさい」

 「優子ちゃん行く前からめんどくさがんないでくださいよ」

 

 私たちが降りると周りがざわつた

 「ねえ、あの人たち何者?」

 「ベンツに乗ってきたよ」

 「てか、全員のビジュアル高くない?」

 あ〜優子嫌がりそう

 

 「指原、帰ろうよ」

 「優子ちゃんだめです、太田さんのとことは私たちが大学卒業することが条件で

  契約結んでるんですから」

 「はあ、めんどくさいな」

 「だから、車で来なきゃ良かったのに」

 「しょうがないじゃん、この後の商談の紙忘れてたんだもん」

 「ていうか、このビジュアル軍団に指原いていいんですかね」

 「私、別に指原ブスだと思わないけど」

 「私も〜、結構可愛いほうだと思うよ」

 「優子ちゃんたちお世辞はいいですから」

 いや、お世辞じゃないけどね、普通に可愛いと思うし

 でも、さっき馬鹿って言われたから擁護してあげないもん

 

 「ていうか、この後商談あるの?」

 「うん、秋元さんのところと」 

 「何時から?」

 「・・・・指原〜」

 「はあ、7時からです、オリエンとかは全部出れますよ」

 「そ〜なんだ、サークル入るの?」

 「なんか、大人数のいてもいなくてもわかるやつに才加が入っとけって」

 「才加?なんで」

 「いろんな人と繋がるチャンスだろ、人数多ければ全然行かなくてもバレない

  だろうし、この大学にはめっちゃ人の入るサークルあるらしいからそこでいい

  だろ」

 「ちょっ、才加ちゃん適当すぎません?」

 「いいよ、めんどくさいし、そこだけ見学行こう」

 「優子ちゃん、、、、」

 

『きゃああああああ』

 なに?めっちゃ、悲鳴?歓声?聞こえてんだけど

 

 「うわあ、めっちゃ美女軍団じゃないですか」

 「本当だ、みんな綺麗だね」

 「興味ない、、、いこ」

 「優子、、、」

 

なんか、あそこの中に見覚えある顔があった気がするけど、、、

 「佐江〜行くよ」

まあ、気のせいかな