選挙当日

 

Yuko side

 

 なんかだるいし重いな

 

 あれっ起きれない、、、

 まさか、倒れたのかな、、、

 

 なんで?私なんかしたかな、、今日まで頑張ったのに

 やっぱり一位もらう資格はないの?それとも一位じゃないの?

 

 もう、いいや、もう全部どうでもいい、、、

 

 そう思った瞬間意識が遠のいた

 

 「・・こ、ゆ・こ、ゆうこ、優子、優子」

 「んっ?!才加?あっちゃん?どうしたの?」

 「それはこっちのセリフだよ、何回チャイム押しても出ないから

  マネージャーにあけてもらったんだよ」

 「あ〜なんかね、起きれなくなっちゃった」

 「・・・優子!!なんかあったら連絡しろって言ったよな」

 「ごめん、、、でももうなんかどうでも良く、、」

 「優子!!!!大丈夫か?すごい熱だ」

 「会場までは私たちが運ぶから、選挙行こう」

 「・・・」

 「優子頼むよ、出るのは出てくれ」

 「わかったよ、出るけど点滴する」

 「なんで、そんなことしたら薬が切れた時に、、」

 「わかってるよ!!!でも二人に運んでもらったらみんなにばれちゃうじゃん

  こじぱたちが言ってたみたいに私は自信満々でいないと、、、」

 「優子、、、」「わかったよ」

 「あっちゃん」

 「でも選挙は出るんだよ、あと選挙中、リハ中辛くなったらすぐこれで連絡して」

 「わかったよ、でもこれって」

 「そう、スタッフさん、しかも上層部しか持ってない無線」

 「なんで、、?!」

 「昨日、戸ヶ崎さんにばれた、優子が過呼吸になったことが、、、」

 「そっか、、」

 「怒んないんだ」

 「怒んないよ、あっちゃんには迷惑かけたから、、それに戸ヶ崎さんが知ってるっ   て思うと安心するよ、、、」

 「そっか、、よかった、、これ押すと戸ヶ崎さんとしのぶ、芝さんと

  私と才加、佐江ちゃんに連絡がいくから」

 「優子、迷惑とか考えるな、麻里子たちの考えてることはわかんないけど

  うちらは優子の味方だから」

 「ありがとオオ」

 「優子!!!!」

 

そのあとのことはあんまり覚えていない気づいたら点滴つけて車の中にいた

 

あっちゃんと才加に味方してもらえたのは嬉しかった

でも、やっぱり麻里ちゃんたちの言ってたことを思い出すと、、、

 

「優子、余計なことは考えるなよ」

 

会場についた

 

 「優子!大丈夫?」

 「佐江ちゃん、大丈夫だよ」

 「大丈夫じゃないだろ」

 「才加どういうこと?」

 「優子は今日家で倒れてた、、」

 「そっか、、優子無理はするなよ」

 「わかってるよ」

 

Atuko side

 

 優子が家で倒れた

 そこまでは予想できたけどまさか、麻里子たちのあの言葉にあそこまで傷つくとは

 思っていなかった。

 

 優子は無理しないって言ってたけどリハは乗り切れても選挙では、、、

 

 多分優子のこの状況を知っているすべての人がそう思っていた