2中総で採択された「手紙」を読んだ。
全般的にマンネリ化している。
表面をきれいに撫でた優等生の文章だ。
その中で「なぜ長期にわたって党勢の後退が続いてきたか。多くのみなさんが答えを求めていることだと思います。」と切り出した箇所に注目した。
だが、その答えは「80年代末~90年代、党員拡大を後景においやる方針がとられたことが、党員拡大の「空白の期間」をつくり、(以下略)」と流れる。
結局、党員拡大をしなかったからだと。
だから、党員拡大に取り組めと。
その思考方法は今の共産党の特徴だ。
「党勢が後退しているから、党員を拡大せよ」と言う。
それは論理の堂々巡りだ。
なぜ党勢が後退したのか。
党の政策、運動、組織のあり方が、社会の変化に対応していたか。
若者の気持ちに応えていたか。
それらの点に踏み込んでいない。
今の共産党は、日本政府と沖縄県の関係に似ている。
現場(沖縄県)では多くの問題が出ている。
だが、中央(日本政府)は方針を見直さない。