松竹問題(45):また「手紙」 | kojiya-sanctuaryのブログ

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ブログ・タイトルのkojiyaは東京都大田区の「糀谷」。京浜急行で蒲田から羽田空港に向かって1駅目です。私はそこで生まれ育ちました。

2中総で採択された「手紙」を読んだ。

全般的にマンネリ化している。

表面をきれいに撫でた優等生の文章だ。

 

その中で「なぜ長期にわたって党勢の後退が続いてきたか。多くのみなさんが答えを求めていることだと思います。」と切り出した箇所に注目した。

だが、その答えは「80年代末~90年代、党員拡大を後景においやる方針がとられたことが、党員拡大の「空白の期間」をつくり、(以下略)」と流れる。

結局、党員拡大をしなかったからだと。

だから、党員拡大に取り組めと。

 

その思考方法は今の共産党の特徴だ。

「党勢が後退しているから、党員を拡大せよ」と言う。

それは論理の堂々巡りだ。

 

なぜ党勢が後退したのか。

党の政策、運動、組織のあり方が、社会の変化に対応していたか。

若者の気持ちに応えていたか。

それらの点に踏み込んでいない。

 

今の共産党は、日本政府と沖縄県の関係に似ている。

現場(沖縄県)では多くの問題が出ている。

だが、中央(日本政府)は方針を見直さない。