昨日のボクシング、
井上尚弥対ドヘニーについては
別の機会に話すとして。
注目のWBO世界バンタム級タイトルマッチ、
王者・武居由樹対挑戦者・比嘉大吾について。
比嘉が11ラウンドにダウンを奪い、
(後頭部をかすめるパンチで武居がスリップ。
レフェリーがダウンを取った)
勝負の最終12Rは武居が倒しに行き、
11R終盤から力尽きていた感のある比嘉を
めった打ちに。
結果、2者が1ポイント差、
1者が3ポイント差の
3-0で武居が判定で勝利して、
初防衛に成功。
比嘉の6年ぶりの世界王座復帰への執念と、
乗りに乗った時の強さ、
武居の進化と、苦戦しながらも見せた意地。
共に1発のクリーンヒットでKO出来る強打の持ち主だけに、
パンチが交錯するたびに、観てるこちらもボルテージが上がり、
本当に見応え十分な熱闘、激闘でした。。
一夜明けて、SNSをチェックしてみたら
「比嘉勝利」と見た人もいたようで、
これは正直、意外でした。
確かに、比嘉がロープ際まで詰めて、
連打した回はあった。
しかしながら、常にジャブで
先手を取り続け、
詰められても的確なアッパーで反撃して、
「やられっぱなし」にしなかったのは
武居。
前半~中盤は、武居が
ほぼ試合を支配した、と
私は見ていました。
採点表。森合さんのポストです↓
WBO世界バンタム級タイトルマッチ
— 森合正範【5刷4万部】怪物に出会った日~井上尚弥と闘うということ~ (@MasanoriMoriai) September 3, 2024
武居由樹―比嘉大吾戦のジャッジペーパーです pic.twitter.com/i86lnB5do9
武居は前回のマロニー戦に続いて、
的確な右ジャブを相手よりも
常に多く当てて、
僅差だろうが10-9でポイントを
しっかりと取れる強みを今回の試合でも
いかんなく発揮したと思います。
試合後のマイクでは、
「天心君、10月の試合頑張ってください」
天心が次戦に勝ち、世界ランクを上げたところで
「武居由樹対那須川天心」が決まるか?
実現すれば、話題性抜群のカードになる。
井上尚弥が12月に次の防衛戦を予定しており、
ここで「武居由樹対那須川天心」がセットになれば
盛り上がること間違いなし!
井上尚弥もそうだけど、
選手自ら「自分のストーリー」を語れるところが、
大橋ジムのボクサーの強みだと思います。
これぞ、大橋会長の大橋イズムだなあ、と
私は思います。
武居由樹対那須川天心、ぜひ実現してほしい!!