昨日は後楽園ホールで

「Krush.142」でした。


いろんな試合があった中、

メインイベントの

Krushミニマム級(45kg以下)

タイトルマッチ、

王者・菅原美優vs

挑戦者・チャン・リーに尽きると思います。

 

3年ぶりの対戦。

3年前は菅原が判定勝利。

 

今年6月のK-1史上初の女子大会

「RING OF VENUS」では、

菅原はK-1アトム級初代王座トーナメント本戦に出場。1回戦で松谷綺に2-0の判定で

勝利したものの、決勝戦でパヤーフォン・アユタヤファイトジムに

延長判定2-1で敗れた。

 

一方のチャン・リーは、トーナメントの

リザーブマッチでKO勝利。

本戦、プレリミナリーの全20試合中、

KOしたのはKANA、真美と

チャン・リーのみで、

このKO勝利が評価される形で

挑戦者に抜擢された。

 

お互いの成長力が問われる

タイトルマッチで、

予想以上の強さを発揮したのは菅原。


1Rに2度、2Rに1度、

3Rでもダウンを奪って、

プロ初のKO勝利。

3度目の王座防衛に成功です。

 

ただ、敗れたチャン・リーも

よく食い下がり、

最後の最後まであきらめず、逆転を狙って攻めに出た。

1R、もう一回ダウンしたら

KO負けという崖っぷちで

何とか踏みとどまり、粘りに粘りました。

 

また、今回のタイトルマッチが

注目を集めたのは、チャン・リーの力が

大きかったと思います。

 

「チャンピオンになるといって

幼稚園の先生を辞めた。

ベルトを巻いて、みんなに会いに行く」

 

「ここ」に掛ける思いの強さには、

鬼気迫るものがあり、

惹きつけられました。

 

改めて、格闘技は二人がいて成立するし、

一人が頑張っても盛り上がるものではない、と思った次第。

 

菅原美優、チャン・リー、

両選手に拍手を送りたいです。