何気なく録画しておいて、

見始めたら画面から目が離せなく

なりました。

 

「ボクサー兄弟〜二人で起こした番狂わせ〜」 - NHK https://www.nhk.jp/p/ts/P2WVR66NRZ/episode/te/K2QK63YKLM/

 

弟は無敗で世界3階級制覇を果たした

田中恒成。

 

2つ上の兄、亮明は、

高校教師をしながら五輪を目指す。

 

子供の頃から始めた空手で

すぐに頭角を現した恒成と、

まったく勝てなかった亮明。

 

幼少期の仲良し兄弟は、

喧嘩の絶えない状態になっていた。

 

やがて、弟は高校在学中にプロデビューし、

無敗で3階級制覇という偉業を成し遂げた。

 

一方の兄は、リオ五輪は予選敗退で出場できず、

東京五輪は開催国枠でギリギリに

代表に滑り込んだ。

 

藁をもすがる思いで、

兄は弟にアドバイスを求める。

 

弟は兄のボクシングを分析済みで、

「今のボクシングでは勝てない」と宣告する。

 

その分析が、さすが世界王者らしく

緻密で的確。

 

兄は弟のアドバイスを受け入れて、

弟と一緒にフィジカルに取り組み、

 

弟はスパーリングで兄に身を持って

改善すべきポイントを示す。

 

無敗で世界を獲った弟は言う。

 

「兄は、何度挫折しても立ち上がる。

ああいう這い上がり方は自分には出来ない」

 

お互いの実力を認め合った兄弟の共同作業により

兄は実力を伸ばして、

五輪の大舞台で次々とメダリストを破る快進撃。

フライ級で61年ぶりとなる銅メダルを獲得した。

 

準々決勝で勝利してメダル獲得を決めた兄は、

力を出し尽くして満足に歩けず、

車椅子に乗って退場する。

 

涙ぐみながら兄の勇姿を見届けた

弟は「次は自分の番」。

 

昨年大みそかに井岡一翔に阻まれた

4階級制覇を目指して再始動する。

 

いい話でした。

同性の兄弟がいなかったので、

ちょっとうらやましい関係性でもありました。