正直、ここ最近は、電話の呼び出し音が鳴る度にドキドキしていた。
自分の父親は、もうとっくにいなかったので、おとーさんが出来て嬉しかったのにな…。
なかなか会えず…私と小次郎は、四月のお見舞いが最後になってしまった。
いろいろ…思い出すなぁ。
(/ _ ; )(´ェ ` )
おとーさん、犬が嫌いだったよね…。
でも頑張って静岡まで行ったんだよ、小次郎も。
寝たきりの体勢で、バッグに入れると辛いらしく、東京駅で、発作に近い大騒ぎになってしまった。
まだ暑かったし…。
あんなに一斉に振り返られたの初めてだったよ…。
(東京駅だから、まぁ、仕方ないか)
小次郎は声大きいし、犬っぽくないし。
なになに⁈ なんの騒ぎ⁈…等々、ザワザワ、ボソボソ言われているのを横目に、急いで混雑を抜けて、バッグから出したところの写真。
(床が冷たくて気持ちいいらしい)
犬用キャリーバッグをゴロゴロ転がすと、振動で小次郎に負担がかかるので10kg近いバッグを片手でぶら下げて持って歩くことになり、旦那は筋肉痛。
他の荷物も多く…当然、小次郎のグッズ約三日分は結構かさ張る。
出発は、予定より一時間遅れてしまったけど、新幹線に乗ったら奇跡的に寝てくれた!
静か。
…バッグから足が出ちゃうんだよ。
(たとえ車でも、認知症で寝たきりのお出かけはオススメできませんね…)
今となっては、誰にも預けて行けない小次郎…。
本当に、皆の助けを借りて、なんとか無事に、義父を見送ることができたことに感謝。
そして、少しずつだけど、小次郎の足も回復しているみたい。
(…認知症は進んでる)
おとーさん…
ダメな二人と一匹で、ごめんなさい。
私が言うのも図々しいかもしれないけど…せめて、息子を見守ってやってよ。
あぁ…もう、ずっと見守ってたか。
合掌