早いもので6月23日で二周忌を迎えた。
最近、母は控えめに夢に登場する。猫と昼寝していると部屋の電気を消してくれたり、冷蔵庫にケーキを買っておいてくれたり。でも目が覚めると電気はついているし、色とりどりのケーキももちろん存在しない。
母のお墓は自宅から徒歩10分。それでも小さな樹木葬のお墓にあまり頻繁に通うことはしていない。お墓の近くのピラティスやジムに通うことはよくあるけれど。理由は、お墓に行っても何も変わらないと思うから。self helpは昔から私の座右の銘で、自分で仕事も趣味も努力する、その時間こそが大切だと思うから。
そうは言ってもごくたまに、そんな近くの用事のついでに立ち寄ることはある。
行くと、「せっかく来たんだから、果物でも買っていきな」という声が聞こえた気がして、隣の果物屋さんで必ず何か買う。
何か報告すれば、「また、そんなふうにいつも自分一人で決めて」という声が聞こえてくる。
今年も法律雑誌に論文を寄稿しているし、自分なりの面白いリサーチを行っている。後ろを振り返るのではなく、自分なりに面白いことを積み上げていくことでしか、私は生きていけ ない。相続した実家の土地に、ビルを建てる計画も少し前進してきた。そんな風に、母からもらった命だけれど、新しい別の価値を創造していきたいのだ。それが、わたしという人間。