こんばんは。
小島奈緒美です。
では、今日はG♯マイナー(嬰ト短調)について教えちゃいます!
・G♯Minor、嬰ト短調、gis-mollなどと呼ばれます
・調性記号は ♯5つ(ファ,ド,ソ,レ,ラ/F,C,G,D,A)
・主音は♯ソ(G♯)
○自然短音階の法則(隣との音程)は
長短長長短長長
従って、主音から音を並べると
音階の構成音は
♯ソ♯ラシ♯ド♯レミ♯ファ(♯ソ)
○和声的短音階
長短長長短増短
♯ソ♯ラシ♯ド♯レミ☓ファ(♯ソ)
○旋律的短音階(上行形)長短長長長長短
♯ソ♯ラシ♯ド♯レ♯ミ☓ファ(♯ソ)
☓ファとは、ダブルシャープのことです。
元々、調号としてファには♯が付いていますが、和声的短音階と旋律的短音階では、7番目の音は半音上がりますので臨時記号として♯が付きます。
ですので、ファには♯が2つ付くことになりますので、
♯♯ファ=☓ファ
と示します。
実際の音は半音2つ分上がり、『ソ』になります。
この音程の法則は、短調全てに共通ですので、覚えておくと便利です。
なお、各短音階の説明はこちらをご覧下さいね
https://ameblo.jp/kojio4946/entry-12732697654.html
では最後に、嬰ト短調の曲をご紹介します
☆フランツ・リスト/パガニーニ大練習曲集第三曲嬰ト短調
『ラ・カンパネラ』
この動画を見ると右手は離れた音同士を弾きっぱなしですよね。
リストはテクニックを重視していたそうですが、実は手の大きさも圧倒的に大きく、広げると12度~13度くらいだったようです。(ちなみに一般的にはオクターブ+1音で9度くらいまでは届きます)