ピアノで役立つ、短音階について教えちゃいます!6 | ひとり親『じま』の幸せに生きるヒント

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ひとり親。障害者職業支援員から支援学校音楽教員へ転職しました。潜在意識行動学の山下純子先生から、より良いマインドセットを学んで実践しています。より良いで思考で行動すると生き方も変わるお話を中心に記事を書いています。
noteはこちら
https://note.com/kojio4946

こんばんは。

小島奈緒美です。


では、今日はG♯マイナー(嬰ト短調)について教えちゃいます!


・G♯Minor、嬰ト短調、gis-mollなどと呼ばれます

・調性記号は ♯5つ(ファ,ド,ソ,レ,ラ/F,C,G,D,A)

・主音は♯ソ(G♯)


○自然短音階の法則(隣との音程)は

長短長長短長長

従って、主音から音を並べると

音階の構成音は

♯ソ♯ラ♯ド♯レ♯ファ(♯ソ)


○和声的短音階

長短長長短増短

♯ソ♯ラ♯ド♯レ☓ファ(♯ソ)
○旋律的短音階(上行形)
長短長長長長短
♯ソ♯ラ♯ド♯レ♯ミ☓ファ(♯ソ)


☓ファとは、ダブルシャープのことです。
元々、調号としてファには♯が付いていますが、和声的短音階と旋律的短音階では、7番目の音は半音上がりますので臨時記号として♯が付きます。
ですので、ファには♯が2つ付くことになりますので、
♯♯ファ=☓ファ
と示します。
実際の音は半音2つ分上がり、『ソ』になります。


この音程の法則は、調全てに共通ですので、覚えておくと便利です。


なお、各短音階の説明はこちらをご覧下さいね

https://ameblo.jp/kojio4946/entry-12732697654.html 



では最後に、嬰ト短調の曲をご紹介します


☆フランツ・リスト/パガニーニ大練習曲集第三曲嬰ト短調
『ラ・カンパネラ』


この動画を見ると右手は離れた音同士を弾きっぱなしですよね。
リストはテクニックを重視していたそうですが、実は手の大きさも圧倒的に大きく、広げると12度~13度くらいだったようです。(ちなみに一般的にはオクターブ+1音で9度くらいまでは届きます)