評価制度は、簡単作成で運用重視型がおすすめ | 社長のリーダーシップ・指導力アップの具体策!~経営リーダーシップの強化書

評価制度は、簡単作成で運用重視型がおすすめ

こんにちは。

 

小島剛です。

 

 

最近、「評価制度」についてのご相談を
受けることが続いています。

 

その流れで、今回は評価制度について
お話いたします。

 

 

このところ、心に関する深い話が
続いていましたので、テクニック的な
お話も良いかと思います。

 

 

評価制度について私が提唱しているのは、

 

「簡単作成で運用重視型の評価制度」

 

です。

 

 

これまでも何回か書いたことがありますが、
評価制度の力の入れ方のウェイトは、

 

「作成:運用=2:8」

 

です。

 

 

制度やルールは、運用がキモです。

しかし、実際にはこの逆になっている
ケースが多数派です。

 


以前、中小企業を専門に、評価制度の
作成を支援しているコンサル会社の
研修会を受講したことがあります。

 

そのコンサル会社が、これまでに評価制度の
作成を支援した顧客を追跡調査したところ、

 

「実際に運用されていたのは3割程度だった」

 

とのこと。

 

作ったものの使われていない会社が7割です。

 

 

このコンサル会社に限らず、他の人事コンサルも、
同じようなものだと思います。

 

例えば、評価制度の作成を売り物にしている人は
たくさん見ますが、運用を売り物にしている人は
あまり見かけません。

 

(運用支援のニーズが少なくて、売り物にならない
 のかもしれませんが)

 

そういうところからも、世の中の傾向として、
作成への関心が高く、運用が軽視されている
ことが分かります。

 

 

しかし、作成した評価制度が効果を発揮するか
どうかは、運用にかかっているのは明らかです。

 

作成しただけで会社や社員が変わるような気が
してしまうのですが(笑)

 

会社や社員を変えるのは、日々の地道な運用です。

 

 

ですから、私は運用重視型の評価制度を
お勧めしています。

 

簡潔に申し上げれば、複雑なものは作らない
ということです。

 

現状の評価制度の主流は、

 

・目標管理制度をベースに

 

・仕事調べによって等級表をつくり

 

・それを賃金テーブルに当てはめて

 

・処遇を決定する

 

というもの。

 

これをやるとなると、作成にかなりの
手間と時間がかかります。

 

作るだけで満足感を覚えてしまい、
運用まで気が回らなくなる気持ちも
理解できるというもの。

 

 

また、実際にこれだけの仕組みを
動かすとなると、それだけでも

日常においてかなりの手間と時間が
かかります。

 

ただでさえも忙しい経営者の方が、
その時間を捻出できるでしょうか?

 

 

結果、何十万円ものフィーを支払って
作成した評価制度が、使われなくなる
のも分かります。

 

大企業ならばともかく、中小企業で
これだけのものを作ることに、私は
ずっと疑問を感じてきました。

 

それでたどり着いたのが、
運用重視型の評価制度です。

 

 

では、運用重視型の評価制度とは何か?

長くなりますので、次回に続けます。

 

 

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。


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