経営ノウハウと胃薬
私が社労士の世界に入って14年が経ちました。
その短い間にも、
人材・組織マネジメントについて多くのノウハウが出現しました。
どのノウハウも、自らの素晴らしさをPRしますが、
利用する側としては要注意です。
例えて言うと、胃薬みたいなもの。
同じ胃薬でも、大きく分けると
「胃腸の働きを活発にするもの」と「抑制するもの」があります。
その人の症状に合った方を飲まないと、
効果が出ないだけでなく、症状を悪化させることもあります。
経営手法も同じ。
他社でうまくいったからといって、
自社に合うとは限りません。
流行を追いかけるのではなく、
自社に必要なものを見極める目が必要になります。
反対に、ノウハウを提供する側としては、
それをクライアントに説明すべきだと私は考えています。
自分のノウハウは万能ではないことを。