大好きなことがあれば、苦手なことも楽々乗り越えられる!かもしれないというお話です。

私には子どもが二人いるのですが、下の男の子が現在2歳半過ぎのイヤイヤ期真っ盛り。
保育園の行き帰りも、何か1つでも嫌なことが起きると「抱っこも歩くのもイヤ」状態となってしまいます。(抱っこも歩くのも嫌…とすると、飛んで…?と毎回思ってしまうのですが)

そんな彼が大好きなのが食べること。
絵本を読んでいても食べ物が出てくると「あむあむあむ!」と毎回全て食べる真似をして、こちらを笑わせてくれます。


さて、なかなか歩いてくれない息子でしたが

食べること(大好きなこと)×歩くこと(苦手なこと)

を実践してみることにしました。

道路にあるマンホールをドーナツに見立てて(丸い、茶色いしか共通項がありませんが、そこはご愛敬で)
「ほら!息子クン!大きなドーナツ落ちてるよ~食べちゃおう‼」
とオーバーアクションでマンホールを指差します。息子も、「あ」という感じでトトトと歩いてきて得意の食べる真似で「あむあむ!」
「あ。見て見て~あっちにも落ちてるよー‼」と、これまたオーバーに少し先のマンホールを指差します。つられてまたトトトと歩く息子。

朝。道行く人には「え。ドーナツ?」と思われていたかもしれませんが、息子が歩いてくれればそれでよし!その日は抱っこすることなく、保育園まで無事に歩いてくれました。
(息子は壁の排水口や、急坂の道路面に付いている丸いマークまでドーナツに見立てて自らエアあむあむしていました。)


しかし無敵と思われたこの作戦、3日後には
「もーお腹イッパイ♪」という息子の衝撃の一言で撃沈して(抱っこになって)しまうのですが、その後は少し自分で歩いてくれるようになりました。(すぐお腹イッパイになってしまいますけれど。)


大好きなことで苦手なことを楽々乗り越えられることもありますし、今回のように少し成功し、少し失敗することもありますが、それでもちょっと前進。人生苦手なことも工夫次第で楽しくなるなぁと気付きました。(私も「歩かない!」と言われるより「お腹イッパイ♪」と言われた方が、お腹イッパイなら仕方ないなぁ~と潔く抱っこする気持ちになれました。)


息子の嫌々期はまだまだ続きそうですが、彼も私も進化中。
苦手なことに大好きなことを織り混ぜて、ちょっと笑いもプラスして、人生歩いていきたいなと思える出来事でした。

kojimaruosho-