日本で文字が使われ始めたのはいつ頃からなのかー。

 

1968年、埼玉県の稲荷山古墳から出土した全長73.5cmの「金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)」には、115文字もの銘文(めいぶん)が刻み込まれています。

発掘調査から10年後の1978年保存処理中に発見され、資料的価値の高さから1983年には他の副葬品とともに国宝に指定されました。

それ以前にも、他の場所で文字のようなものは発見されていますが、115文字もの判読可能な文字資料は今の所他に無いといいます。

銘文の内容は、「ヲワケ(コ)」という人物の先祖が代々、武官の長として大王に仕えてきたこと、またヲワケ(コ)がワカタケル大王の補佐をした功績を記録するため、「辛亥(しんがい)の年」に剣を作らせたことが記されています。

「辛亥の年」は471年と考えられ、その時代に大王の勢力が非常に広範囲に及んでいたことが明らかになりました。

 

鉄剣は、令和6年4月まで埼玉県さきたま史跡の博物館で展示されていましたが、資料保存の観点から当面の間展示はしないそうです。

そのかわり、同博物館の公式サイトなどで写真や詳細な説明、また3D表示をONにすると、角度やサイズを自由に変えながら立体的に観ることができます。



 

金錯銘鉄剣-埼玉県立さきたま史跡の博物館


金錯銘鉄剣が語るもの


 およそ1500年前鉄剣に刻まれた文字は意外にも可愛らしくて、そんな大昔に書かれた文字とは思えませんでした。逆に、ついさっき誰かが書いたんじゃないの?…っていうくらい身近に感じてしまいました^^